先日、ご紹介した浅草の
「イサーン」へ足を運んだ翌日のこと
前日はそのまま、浅草にとったホテルへの宿泊となり
翌日、帰宅する前にせっかくならば・・・と、近隣で気になっていたお店へ寄りながら帰ることに
さて、今回立ち寄った気になるお店、というのがこちら
JR浅草橋駅から徒歩3分程
店先へと大々的に掲げる「豚白湯」の文字がまぶしいラーメン店、ろく月となります
この少し前に、毎晩チェックしている日テレ「every」でも特集されていた同店
その表に掛かっている一文通り、鶏白湯ならぬ豚白湯ラーメンが頂けるお店となります
ちなみにこの日は土曜日となりまして
開店時刻の11:30に間に合う様、足を運んだものの
すでに店外には3名程の外待ちを作っている人気ぶり
everyのオンエアからは少し時間が経っていますが
それでも開店直後に満席となる人気ぶりは、期待値を高めるばかり
ひとまず、列の最後尾に着けながら、席が空く時間を待たせて頂くものとなりました。
総武線浅草橋駅から徒歩5分、everyでも紹介された豚白湯ラーメンのお店、ろく月を初訪問
開店直後にお店へ着いたものの、すでに満席を迎えていた
浅草橋駅、すぐ近くとなる豚白湯のお店、ろく月
席が空くタイミングを待つ間に、まずは表でメニューをチェック
同店の推しとなるのは、当然ですが豚白湯ラーメンとなりまして
こちらに関する説明書きが店外にも準備されております
事前に目にしていたeveryによれば
元々、豚白湯ラーメンを作ろうとしたわけでは無く
スープを試行錯誤している間に、出来てしまった偶然の産物なのだとか
元はどうであっても、そこから様々な調整を重ねた結果が
現在の、開店直後にも満席となる人気ぶりを産みだしていることは間違い無し
また、それを裏付けるかの様に、前述した案内の方にも
豚骨ながら臭みを消し、コクとうまみを残したスープが使われていること
こちらに合わせるカエシについても
昆布にアサリ、干し椎茸に烏賊、更には五種類の塩を使用
そこに3種の醤油を合わせているなど、様々な工夫が要所より伺えます
ちなみに、名物となるのは豚白湯になりますが
これとは別途、アッサリ仕立ての醤油ラーメンもメニューに発見
これが2度目、3度目の訪問なら、あっさり醤油も興味掻き立てるビジュアルとなるのですが
やはり初回訪問だけに、お店のイチオシを頂いてみたい所でして
加えて、鶏ならともかく
なかなか目にする機会の多くない、豚白湯
これはもう、決め打ちとばかりに特製豚白湯を頂く事で決定
列に並び、待つこと10分程
店内に空きも出来たところでようやく案内のタイミングに
入店直後、目の前にある券売機へと対峙し
「特製豚白湯」を頂いてみるものとなりました。
自家製麺で頂く、雑味0・濃厚クリーミーな豚骨スープ 特製豚白湯の美味さに感動!!
カウンター席へと案内され、食券を手渡し
そこから店内の様子を眺めながら、待つこと10分弱
予想が付かない豚白湯スープに期待を膨らませるも
それを更に、別の角度から裏切ってきたトッピングが満載
こちらが、浅草橋駅近く
「ろく月」にて頂く、特製豚白湯になります
クリーミ-なスープになる、というところまでは
表で見て説明書きにより確認していたものの、
まず、そのスープがパッと見では見えてこない程のトッピング量
そのトッピングもまた、普段お目に掛からない品が豊富に飾られており
アスパラガスにオクラ、でしょうか
更にはヤングコーンに白髪ネギ
たっぷりの海苔に味玉
そしてスペイン産のアルティシモ?という銘柄豚になるのか
そちらを使った拘りのバラチャーシューらが丼を彩るものとなります
どれも気になるトッピングではあるものの
やはり、最初に味わっておきたいのは基となるスープ
トッピングには少しスペースを空けて貰いまして
レンゲを深く差し入れ、スープをまず1口
色味に加え、豚白湯というネーミングから
相当な濃厚さを想像させるものの、これまた予想を裏切る口当たり
確かにクリーミーなスープとなりまして、そのコラーゲン質もしっかり感じます
が、そこにあるのはハッキリした旨味とコクで、しつこさを感じさせません
これがスープの精製法によるものからなのか
いや、使用しているカエシの方に秘密があるのかも知れません
表で目にした情報によれば、昆布やアサリら
和出汁を生成するかの如く、カエシを作っている同店
カエシ単体を頂いたわけでは無いものの、その材料の配分を見る限り
コクはあるものの、口当たりの良い上品な味わいになっていることが予想されます
そんなカエシに合わせているのが、豚の旨味とコクを突き詰めた豚白湯
両者の取り合わせであればこそ、しつこさを感じさせないながら
しっかりした旨味を与えてくれる、そんなスープに行き着いているのでは無いでしょうか
そして、共に頂く麺の方は、
こちらの通り、全粒粉入りとなる細麺を使用
ここは豚骨ベースのスープらしく、パツッとした食感を残す細麺なのですが
これも小麦の風味と甘みを、強く感じさせる特徴満載な麺を使用
まず細麺ながらの全粒粉入り、といったところに驚かされますが
しっかりとした風味に甘みも感じられ、麺単体でも、とにかく絶品
これも自家製麺とのことですから、製麺技術の高さにも驚かされます
当然こちらの麺も、クリーミーなスープと相性よく絡み合い
程良くスープをすくい上げながら、その風味をもしっかり感じさせてくれます
そして、ここからは個性的なトッピングの方へ
まず最初に手をつけたくなったのが、
こちらのヤングコーン
ちょっと焼き目のついた香ばしさを備えておりますが
やはり独特の食感と甘みは、ラーメンの中であっても健在
鶏白湯系では時折見かけるトッピングですので
スープが豚とはいえ同じ白湯、これも良くマッチしたトッピングです
続いての衝撃を与えてくれたのが、
こちらのアスパラガス
これも白湯系で見かけるトッピングにはなるものの
このサイズ感はなかなかの迫力でして
また、その筋っぽさから、食べづらさを感じる同品ですが
こちらろく月では丁寧な下処理あってか、
特有の筋っぽさを感じることなく、スッと頂くことができました
そして、楽しみとしていたトッピングがこちら
スペイン産のアルティシモを使った豚のバラチャーシュー
見た目的には普段頂くチャーシューとの差異を感じないのですが
口に運ぶと、俄然その脂の甘さに驚かされます
余計な脂は感じず、味付けもしっかり中まで浸透
素材の持つ良さを、更に引き出したかの様な高い完成度に大満足させて頂きました。
といった感じに、口へ運ぶ1つ1つが
とにかく驚き、感動尽くしとなったろく月
豚白湯、という攻めのスープもさることながら
その周囲を彩るトッピングの多彩さ、スープとの取り合わせ
そして、もう一つの主役である麺への拘りまで、全てに満足するものとなりました
ただこの日に限っては、前日のお酒が残っていたこともあり
頂けた品が「特製豚白湯」のみとなってしまったのが、唯一の心残りでして
欲を言えば、さらなる追加トッピング・・・
いや、替え玉を頂き、その絶品麺を更に深く味わいたいところでした
そんな、次への楽しみを抱かせるほど
口に運ぶ全てが、喜びに満ち溢れる一食となりました。
ろく月
■ ろくづき
■ 住所:東京都台東区浅草橋2-4-5
■ 営業時間:11:30~14:00
■ 定休日:日曜・祝日