心斎橋で少し早めの時間から飲み出し
二軒目として移動したのが、日本橋方面
そちらのバーではお酒をシッポリと楽しみ
気付けば時刻も24時少し手前へと到達
本日のお酒の部はこれにて解散・・・
となったのですが、やはりこのタイミングでお腹は空き出す訳で
ホテルへと戻る道中で、新大阪近辺にて〆を頂くか
それとも、せっかく足を伸ばした日本橋界隈で〆にするか
とりあえず現在地からの気になる情報を探してみたところ
深夜2時過ぎまで営業しているラーメン屋さんの情報を発見
少し分かりづらい、雑居ビルの奥になるのですが
足を運んでみたところ、まだ営業中の看板、そして暖簾を確認
その佇まいからして、渋い雰囲気を醸し出しているこちら、
「小洞天」というラーメン屋さん
こちらにて、本日の〆となるラーメンを頂いてみようと思います。
難波、日本橋の中間に位置する雑居ビル その奥で見つけた隠れ家的ラーメン、小洞天(ショウドウテン)
24時を少し回った所で、暖簾をくぐるものとなった
日本橋のラーメン屋さん、小洞天
事前に確認していた情報では2.00過ぎまでの営業とのことでしたが
暖簾をくぐり、お店の方に確認をすると、現在は0時で閉店とのこと
ただ、食べてすぐに退店で構わないのであれば・・・
といった条件付きの元、無理を言って入店させて頂く事に
カウンターのみとなる小さなお店ですが
すでに先客が数名おり、知る人ぞ知る名店、といった雰囲気を醸し出すこちら
早速メニューを見ていきますが、
こちらのメニューは潔いというかシンプルで
ラーメン、ワンタンメン、チャーシューメン
更にはワンタンチャーシューメンの4品で
それぞれに200円増しの大盛りが用意されております
それ以外には、餃子にワンタン
ワンタンチャーシューといったおつまみ各種
正に、飲んできた後の〆ラーメンを啜ることのみに
特化したかのようなメニュー構成ではないかと
むしろ、ここまで分かりやすいメニュ-である事も
散々飲んできた身としては、悩みも少なく嬉しい限り
食べるものを食べて、ササッと退店すべく
ここはラーメン・・・いや、ワンタンメンを餃子と共にオーダーするものとなりました。
深夜の〆に嬉しい、優しい旨味の清湯スープ 細もやしにワンタンも最高過ぎる組み合わせに
〆のラーメン、更には餃子をオーダーするものとなった小洞天
本音を言えば、ここに瓶ビールを合わせるのが礼儀・・・
なのでしょうが、前述した通りすでに閉店時刻を迎えた同店
フードメニューをオーダー出来ただけでも有り難い限りでして
そんな訳で、せっかく迎えたこちらの餃子も
博多餃子を思わせる一口サイズで
ビールと共に流し込めば最強となるのは間違い無し
しかし、その夢は叶わずとなり
パリッと焼かれた薄めの皮の食感、中から顔出すにんにくの利いた餡
両者の味わいを、ビールに代わってお水と共に流し込み
本日最後のメインを迎え入れる形に
満を持して提供となった、本日最後のラーメン
こちらが、小洞天にて頂くワンタン麺になります
ノスタルジー溢れる外観からも
昔ながらのアッサリ系ラーメンを想像させた同店
その思惑通りにはなるのですが
まさかの塩ラーメンが出てくるとは、こればかりは予想外
油分を感じますので、恐らく塩だれを使用しているものと思われますが
それにしても、スープの透き通り方の美しさときたら・・・
そんなスープを、早速一口頂いてみると
清湯らしい、濁りを感じさせないスープながら
鶏を中心とした、しっかりした旨味を感じさせてくれます
しかしながら、そこに重さがなく
優しい旨味が五臓六腑に染み入る、そんな味わい
塩ダレもしっかりとした塩味を与えていますが
こちらも強くなりすぎず、後に残らない軽めの調整
早い時間から飲み、深夜を迎えた今
本日の最後に〆として頂くに、完璧過ぎるほど相応しいスープと言えます
そんなスープと共に頂く麺の方は、
これも消化に優しそうな
しっかり茹できった柔らかな麺を使用
細麺となりますが、その柔らかさがまた
散々飲んで、疲れてきた胃腸に対し、優しさのアプローチを重ねてくれます
スープとの絡みも程良い加減で合わさり
スッキリした旨味をバランス良く届けてくれる、これまた深夜に頂くに相応しい麺
そんな麺だけでは、少しボリューム軽めに感じる所で
不足分を補って余りある役を担うのが
こちら、ツルッとした食感が嬉しいワンタン
塩ラーメンにてワンタンを頂くのはだいぶ久しぶりですが
ツルモチ食感の皮に、小ぶりながらも旨味しっかりした餡も最高なワンタン
続くトッピングですが、
こちらのチャーシュー
薄切りな上にサイズ的にも適度なところで
強い主張を見せない辺りが、これまたクラシカルで嬉しい所
更に、このスープ&麺を引き立ててくれるのが、
こちらの細もやし、そして青ネギといった野菜達
柔らか煮茹できった麺に対し、食感のコントラストを生みつつ
また主張を強くし過ぎず、優しいスープとの相性も良好
クラシカルという言葉がハマる一杯にはなりますが
しっかり感じる動物性の旨味、そして塩ダレの加減
これらの主張をもしっかり感じられるものとなりまして
昔ながら、のひと言では収まりきらないラーメンであるのは間違い無し
不足をなんら感じさせない旨味のバランス
それでいながら、深夜に染み入る優しさも兼備した、そんな一杯となりました。
という訳で、大阪出張1日目
その〆を飾るにこの上ない、完璧な一杯を頂くものとなった
日本橋、難波、両中間に位置する
クラシカルなラーメン屋さん、小洞天
頂くラーメンもまた、クラシカルに見える塩ラーメンですが
その実、しっかりした旨味を感じさせるものとなりまして
塩ダレとのバランスも良好な上に
柔らか目の麺もまた、深夜に頂くに相応しい仕上がり
1日の最後を飾るに際して
この上ない、極上のラーメンを堪能させて頂きました。
小洞天
■ ショウドウテン
■ 住所:大阪府大阪市中央区千日前1-6-10 千寿ビル
■ 営業時間:18:00~翌2:30
■ 定休日:日曜・祝日