札幌市、東本願寺すぐのらーめん五丈原 本店 新潟のご当地ラーメン、燕三条を北海道で食べてみた

長かった札幌出張も、本当にこれが最後の晩餐に

 

本日の夕ご飯、一食目はホテル近くにある焼肉店

「トトリ」へと足を運ぶものとなりました

 

せっかくホテルの近隣で晩ご飯を食べはしたものの

飲んでお腹も満たされれば、やはり恋しくなるすすきのの町

 

結局、近場で済ませらる訳も無く

またもやすすきのへと繰り出すことに

 

そして、ホテル近くに戻って来た時刻は23時過ぎ

またもや小腹が空きだしたことから、またしても深夜のラーメンへ

 

この日向かった先が、こちら

「らーめん五丈原 本店」となったのです。

東本願寺すぐ近くで、深夜営業も行うラーメン店 らーめん五丈原 本店

という訳で、今度こそ本当に最後

とばかりに自分に言い聞かせ、足を運ぶものとなったらーめん五丈原 本店

 

これまでにも札幌市内では、すすきのを始め

複数のラーメン店を食べ歩いてきているものの

 

そのいずれの店舗とも、

ちょっと異なる様相を感じていたのが、こちらのお店

 

というのも、お店の外観を撮影し忘れたのですが

(もう6時間以上飲んでるので…)

 

札幌のラーメン屋さんと言えば

その大半が、味噌ラーメンを前面に出したお店ばかり

 

しかしながら、こちららーめん五丈原 本店の

店先に掲げられているのは、まさかのとんしおらーめん

 

更には、魅力溢れるチャーシューおにぎりなんかも並んでおり

その様相は、ラーメン専門店と言うより、町中華の様でもあります

 

店内に入ると、その雰囲気は更に顕著となっており、

すすきのにある行列が出来る様なラーメン店では

まず見かける事が無いであろう、流しの演歌歌手?の様なポスターが掲載

 

そしてメニューを見ていくと、その異端児感は更に高まるものとなり、

前述したとんしおらーめんを筆頭とし、

にぼとん中華そばなる、煮干し系

 

更には、ますらおと名付けられた

野菜たっぷり、いわゆる二郎インスパイアな一杯も

 

一応、札幌のお店となりますので

味噌ラーメンも提供されては居ますが、せっかくなら変わり種を頂きたい所でして

 

そんな中、私の琴線に触れてきたのが、メニューの一番左した

新潟県の五大ご当地ラーメンの1つ、燕三条らーめんになります

 

ここ札幌の地で、燕三条をわざわざ食べる事も無かろうに

とは思う反面、散々味噌ラーメンを食べてきた身としては、むしろ新鮮にも映る次第で

 

そんな訳で、札幌最後の晩餐に選んだのは

「燕三条らーめん」となりました。

背脂満載の豚骨醤油、燕三条を札幌にて深夜に堪能出来る貴重なお店を発見

新潟県の燕市、三条市を中心に広まったことで知られる

新潟のソウルフードの1つ、燕三条らーめん

 

元は同地にあった工場で働く工員向けに

伸びにくい太麺を使って提供してきたこと

 

更には、出前であってもスープが冷めないように

背脂を大量に使ったことが、同ラーメンが誕生したきっかけだとか

 

そんな燕三条らーめんに、何故札幌で出会ってしまったのか

その理由を解き明かすほど、私は社交性を持ち合わせておらず

 

あるのなら頼む、その一心にてオーダーした品がこちら

らーめん五丈原 本店にて頂く、燕三条らーめんになります

 

まず目を見張るのが、大量にトッピングされた玉ねぎ

みじん切り、と呼ぶには微塵になっていない乱雑なカットとなります

 

が、この乱雑な切り方にもきっと

その特性を活かす、なにかしらの意味が込められているに違いありません

 

ただ、その見た目的に想像する燕三条らーめんと比べ

背脂の量は少し控えめにも見て取れます

 

この辺は、札幌市民の好みに合わせた

同地ならではのチューニングが施されているのやも知れませんね

 

それではまず、スープの方から頂いてみましょう

ベースとなっているのは豚骨系で

そこに塩分はしっかりしつつも、マイルドな醤油を感じさせます

 

背脂の甘みも同時に蓄えられており

コクあるスープとなっておりますが、案の定玉ねぎの存在がキーパーソンに

 

背脂のみではクドさが増しそうなスープになるところを

この玉ねぎが中和しており、更にはカットが大ぶりである事も同役目を助長

 

シャキッとした玉ねぎの食感も心地よく

重ためのスープになりがちなところを、一歩手前で塞き止めてくれています

 

続いて麺に移って行きますと、

ここ数日、味噌ラーメンの細縮れ麺に慣れ親しんでいた身としては

懐かしさすら覚えそうな、見事過ぎる太麺

 

燕三条らーめんの系譜、いやその発祥を思わせる

伸びづらく、且つ歯ごたえで食感も増す豪快な太麺を使用しています

 

ワシッとしたその食感こそ、働く男にとっては嬉しい食べ応え

まあ私、ここ4日続けて飲んで食べてのみで、一切仕事してませんが(笑)

 

続いてトッピングへ移りますが、

まずはこちらのチャーシューから

 

冒頭でも触れたとおり、こちららーめん五丈原 本店では

とんしおらーめんに並ぶ名物として、チャーシューおにぎりを掲げているほど

 

それ程チャーシューに対する自信を持ち合わせているのですから

当然、こちらに入るチャーシューにも自然と期待が膨らみます

 

肉感しっかりした仕上がりで、味付けは決して濃すぎず

しかしスープと共に頂く事で、旨味を引き出す絶妙加減

 

うーん、このチャーシューがふんだんに入ったおにぎり

ますます食べたくなってきたぞ(笑)

 

そして、このラーメンに於ける最大のポイントとなるのが、

こちらの具材、岩のりになります

 

私自身が、岩のり信者である事も理由でしょうが

こちらのスープに対する、岩のりの存在感がハンパじゃありません

 

いや、この背脂の分量に対する、岩のりの割合というべきでしょうか

このバランスが、見事なものとなっているのです

 

スープを吸い上げることで、徐々に変化を見せる岩のりですが

これと背脂との融合が、なんとも言えない美味しさを形成

 

現地、新潟に於ける燕三条らーめんには

岩のりは必須な存在では無いのに、こうもマッチするとは

 

こちらの店主さん、かなりのやり手である事が伺えます

 

更には、食感の妙を与えてくれる

もやしなんかもトッピングされているのだから

濃厚なスープでありつつも、終始飽きを感じること無い見事な一杯

 

札幌にて頂く、最後の晩餐となりますが

それを飾るに相応しい、見事な燕三条らーめんとなりました。

 

らーめん五丈原 本店

■ らーめん ごじょうげんほんてん

■ 住所:北海道札幌市中央区南七条西8-1024-24

■ 営業時間:11:00~翌3:00

■ 定休日:無休

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