浅草一文での忘年会帰り
当然、二次会・・・三次会へと流れるものとなるのですが
普段、二次会まではともかく
三次会については、特にお店を考えず
「その場の雰囲気」でお店を選ぶ面々
ですが、この日に限っては「三次会」として
どうしても足を運びたいお店がありまして
お店の場所は、一文と同じく浅草
仲見世通りからは少し離れ、はなやしきの更に裏手へと進んでいった所で
閉店の早い浅草ながらに、深夜であっても煌々と看板が光るこちらのお店
タイレストラン イサーンとなります
浅草まで来てタイ料理??
と思うなかれ、実はこの店
つい先日の「孤独のグルメ」にて、吾郎さんが足を運んでいたお店でして
同放送前に、今回の浅草忘年会は決まっていたものの
五郎さんが足を運んだイサーンを目にして、急遽予定に追加
ここ、イサーンが三次会の場に加わるものとなったのです
孤独のグルメseason8にも出演、浅草で朝まで営業するタイレストラン イサーンへ
という訳で、一文から始まり
三次会にて訪れるものとなった、タイレストラン イサーン
この時点で、時刻は23時を回っており
店じまいの早いお店が多い浅草としては、異例の時間からの入店
ですが、全く問題なしに受け入れてくれる同店
というのも、こちらイサーン
開店は17時ながら、閉店は翌5時という、謎の営業時間(笑)
さすがタイレストラン、というべきなのか
それとも、浅草ではタイ料理を深夜に食べる文化があるのか
理由は分からないながら、とりあえず遅くまでやってることを確認した上での、三次会訪問となります
孤独のグルメ放送後の訪問となるので、混雑状況に心配はありましたが・・・
さすが、深夜23時過ぎ(笑)
すでに終電も危ない時間帯となるからか
周りを見る限り、この時間にいるお客さんは地元の方たちばかり
ちなみに私は本日、浅草にホテルを取っての訪問ですので
こちらもまた、時間に気兼ねなく、タイ料理を楽しむものとなります
早速向かうメニューですが、
こちらもまた、孤独のグルメ放送後とあってか
しっかり五郎さんに寄せたメニューが準備済み
同番組内で、実際に注文していた
・チムチュム鍋
・ローストポークのイサーン風サラダ
などをメニューのトップにお出迎えしております
そのお次のページを見てみると、
こちらも、孤独のグルメファンならお馴染み
くすみんこと、原作者の久住さんがオーダーした品が掲載
ビールと共に頂く事が前提となる久住さんの注文は
やっぱり、お酒のお供になりそうな品々で
・生麩のタイソース炒め
・豚トロのスパイシー焼き
・豆腐と野菜のスープ
以上の3品を紹介するものとなっております
とりあえず、メニューも品数豊富である事から
ここはのんびり様子を見ながらの注文へと進むことに
まずは一杯目、乾杯には
タイのビールと言えばお馴染み
「シンハー」を頂きながらの三次会スタート
ビールを頂きながら眺めるメニューですが、
うーん、噂には聞いていたけど
写真がありながら、その味が想像付かない品ばっか
ページをめくってもその働かない想像力は変わらずで、
現地の名前だけで無く、日本語訳も付いているのに
それがどうなるものか、全く想像出来ない品三昧でして
結局、どれを頼もうか悩んではみるものの
どれも気にはなる一方で
正解、不正解の判断にも及ばない、難題ひしめくメニューたち
ここは大人しく、五郎さん&久住さんの注文や
放送時の感想を元に、同品達を頂いてみるのが初心者らしい選択かも知れませんね
とりあえずは、
お通し?として提供されました
こちらのえびせん・・・で良いのか?
を頂きながら、色々と悩んでみようと思います。
吾郎さんも驚く調理法は実在した!? 孤独のグルメでも紹介、チュムチュム鍋を中心に深夜の宴をスタート!
そんな目移りするタイ料理がひしめくイサーンですが
この日、お店に着いた時刻は上記の通り、深夜も深夜
すでに2軒・・・いや、3軒だな
をハシゴしてきた私としては、もうすぐにでも寝床に着きたいところでして
(この日はご近所、浅草にホテルをとってます)
とは言え、あの話題となった名店が今、目の前にある以上は
ここを訪れずに寝床に着く事も出来ず
食べ歩きを生きがいとするもののもどかしさ、とでも言うべきでしょうか
眠気より若干の食い気が勝り、まずは名物より頂く事に
といった流れで1品目となるのがこちら、
お店のメニューでも「お勧め」とイチオシされる
グン・シェー・ナムプラーこと
天然海老のレモングラスソースかけタイカルパッチョ となります
見ての通り、生海老がひしめくこちらのサラダ
海老は確かにカルパッチョ仕立てとなっているのですが
その味付けは、いわゆるオリーブオイルでは無く、ナムプラーにハーブを加えた味付けとなるのです
このハーブの正体がレモングラス、となるのでしょうが
柑橘系のフワッとした香りが海老の生臭さを感じさせず
オリエンタルな味わいながら、素材の旨味を楽しめる不思議な1品
メニュー写真と比較し、海老がだいぶ控えめに盛り付けられているのは
「写真はイメージです」とのひと言が添えられている以上、仕方ないとして(笑)
この独特の風味、海老の味わい方は
タイならでは、と言わざるを得ない新たな食べ方となりました
続く2品目ですが、
正式な商品名は忘れてしまったのですが
タイ料理の定番となるパッタイ、そちらに魚粉やシーフードを多数盛り付けた1品
その通りの定番ながら、ここイサーンでは味付けにも拘りが
上記した通り、魚粉を加えている事に加え、ガーリックチップもトッピング
これらによって、まぜそばさながらのガツンとくる味わいを魅せるのですが
それでありながら、メインとなっているのは米粉の麺
中華麺より、なんとなくヘルシーに感じさせるのだから不思議です
とは言え、やっぱり米粉は米粉
深夜に頂くとなれば、お腹に堪る事も間違い無し
幸い、人数が多かったために完食となりましたが
少人数で頼むには、ちょっとヘビーなおつまみにもなってしまいそうです(笑)
続いては、またもやお勧めの1品より
こちら、豚トロのスパイシー焼きを頂いてみる事に
同品や、くすみんこと
孤独のグルメ原作者である、久住さんのオーダーした1品
久住さんと言えば、どんなお店であれ
「お酒」と共に頂けるおつまみをオーダーしてしまう
酒が飲めない五郎さんとは真逆をいく、ストロングスタイル
当然こちらの品も、お酒にバッチリハマる1品でして
まあそれもそのはず、豚トロにスパイシー
更には、添えられたあのソースの色味を見れば、一目瞭然
カリッと焼かれた皮目と、シットリジューシーさを残した豚トロ
弾ける様な脂の旨味になるものの、
それを各種スパイスがしつこく感じさせず
そして極めつけに、あの真っ赤なソースによる辛みも追加
こんなの、ビール無しで食べる事が想像付かない
ビールを飲むために開発されたと呼ぶべき逸品おつまみとなりました
そして本日の最後を飾るのが、イサーンの名物とも言うべく1品
こちら、チュムチュム鍋にございます
(こちらは4人前にてオーダー)
たっぷりの牛、豚、鳥、ラム肉
その中央に浮かぶ玉子の黄身に、謎のタレ
こちらについては、お店の方が調理を進めてくれまして
またこれ怪しいデザインの鍋をとりだし、準備が進んでいきます
各種肉と卵、タレを一気に混ぜ合わせていき
更にここへ、あろうことか砂糖?を大量投入
それらを一気に混ぜ合わせたら・・・
謎の土鍋に一気投入!!
なんなんだ、これは??
文化の違いにも程がある、そんな謎過ぎるタイ料理・・・
と、言いたいところではあるものの
すでにこの二週間前、孤独のグルメより予習済みの1品でして
それ故、初見では無いために驚きこそ少ないものの
そうは言いつつも、TVを通じてでは無い、目の前で繰り広げられる謎料理は一見の価値あり
グツグツ煮えたぎる鍋が完成を迎えたところで頂いてみますと
うーん、斬新・・・としか説明のしようが見当たらない肉料理
鍋となりますので、余分な脂はしっかり落ちており
それらを吸い上げた野菜も見事な美味しさに仕上がっています
しかし、なんといってもこの鍋、タイ料理ながらに見事に甘い
ここまでに頂いている各品がスパイシー、ホットな辛み続きだった故
尚更甘みを感じるところはあるかと思います
しかし、そんな甘み続きの鍋ではあるものの
結局ここにも、チリソースを加えて頂くのがタイ式だとか
甘みと辛みのコントラストを強く感じながら
卵のまろやかさ、更には出汁?の様な旨味も加わる
過去に味わった事が無い、例えようにも例えの見つかりづらい、
それでいながら、イサーンへと足を運ぶのであればこそ
ぜひ一度は食して貰いたい、唯一無二の味わいを楽しめる鍋となりました
といった感じで初訪問となった、浅草のタイ料理店、イサーン
深夜遅くの訪問となり、加えて3軒ハシゴした後の4軒目
〆、というにはガッツリした品々を頂きましたが
やはり、イサーンを堪能しきったかと言えば、まだまだ物足りず
それほどまでに、普段目にするタイ料理、アジアン料理とは
一線を画した素材、調理、味付けをなした品が並ぶ同店
これは一度の訪問で満足する事無く、二度三度
いや、次こそは一軒目として足を運ぶべきお店、と確信するものとなりました。
タイレストラン イサーン
■ タイレストラン イサーン
■ 住所:東京都台東区浅草2-17-3 吉野ビル 1F
■ 営業時間:17:00~翌5:00
■ 定休日:無休