本日は、一年ぶり二度目となる岡山出張
前回の初訪問時は、事前調査も殆ど出来ておらず
その場での情報収集による食べ歩き(出張w)となりました
が、今回は二度目
前回の教訓、並びに知り得た課題を元に
しっかり綿密な計画を練った上での、食べ歩き(出張w)をスタート
なんなら新幹線の中にて、本日の営業時刻
並びに定休日らもくまなくチェックし、
到着時間までを逆算し、見事な計画の元一軒目のお店に到着
本出張、一発目となる食べ歩きはこちら
JR岡山駅から歩いて5分程
お昼時には行列が出来る人気店、と噂名高い
「中華そば こびき」からスタートするものとなったのです。
ワンオペ店主が額に汗を流す、絶品煮干しラーメン と噂名高い岡山の人気店、中華そば こびき
この日、お店に着いた時刻は13時30分を過ぎた頃
お昼のピーク帯を過ぎての到着となりましたので、店先に行列はなし
お昼時には外待ちも出来る人気店とのことでしたが
同ピーク帯を過ぎての訪問となり、即入店に成功
暖簾をくぐった先に広がるのは、カウンター席のみの店内
店主さんがワンオペで対応しているお店となるそうで、片付けの済んでない席はあくものの、空席であることは間違い無さそう
『先に券売機で購入をお願いします』
と声を掛けられ、まずはそちらへ・・・
写真などの掲載はされておらず、券売機に並ぶのは商品ボタンのみ
メニューは主に3種
・煮干し醤油
・濃厚味噌
・和風醤油(つけ麺)
となっておりまして、これらに各種トッピング
更にはサイドメニューとして、ご飯ものが並ぶラインナップ
事前調査によれば、同店イチオシは「煮干し醤油」とのことでしたので
もちろん選ぶのは同品
トッピングについて悩む所となるのですが
せっかく訪れた岡山、まだまだ行きたい店は山積みとなりますので
今日は控えめ、味玉のみを載せてみることに
なお、カウンター席にもメニューは用意されておりますが
こちらに並ぶのも、券売機と同じ品々
裏面をめくってみますと、
コッソリながら、自家製麺に関する詳細
更には、鳥・豚チャーシューに関して
真空低温調理を行っているという、プチ情報の掲載も発見
このあたりを大々的に告知すること無く
カウンター席に置かれたメニュー、しかもその裏面にヒッソリと書き残す当たり
店主さんのけなげというか、慎ましさが見え隠れしている様にも思えます
さて、そんなメニューを確認しつつ、カウンター席へ
購入した食券については、手渡しせず、席に置いてお待ちください
との事でしたので、指示に従い席の方へ
ただ・・・
前に同席で食事されていたお客さんの丼
並びにグラスらが未だ置かれたままとなる、この光景・・・
なんか落ち着かないなぁ(笑)
店主さんのワンオペに付き、戸惑う場面多いものの、頂く煮干しラーメンの芳醇さは絶品だった!!
席に着き、店主さんの動きを眺めながら待つこと数分
どうやらこちらのお店、麺茹でに時間が掛かっている様子
見たところ、一度に茹でられるのが3人前、でしょうか
店主さん一人のワンオペであることも理由でしょうが
麺を茹でるのに時間が掛かってしまうことも、回転率を下げている原因に思われます
いや、麺茹でに時間が掛かってしまうからこそ
その空いた時間にテーブルの片付けを行えることから
敢えてワンオペにてお店を回している、とも言えそうな
いずれにせよ、待ち時間が長くなることも
同店が行列を作ってしまう要因として挙げられそうです
そんな様子を眺め、カウンター席に着き10分が経過した頃
ようやく、前のお客さんの丼が下げられ、卓上の清掃が完了
このタイミングで、晴れてお冷やも提供となりました
清掃が済んだ、ということは着丼のタイミングも近いはずと予測
その予想通り、清掃から待つこと1~2分
こちらが、岡山駅近くの人気店
「中華そば こびき」にて頂く、醤油煮干しラーメン(味玉)となります
店内を開けたタイミングで、一気に漂ってきた煮干しの香り
それを更にギュッと、押し込めたかの如く
丼から放たれるのは、とにかく芳醇な煮干しの風味が満開に咲き誇っております
黄金色に輝くスープみ魅了する一杯ですが
居ても立ってもいられず、早速レンゲで一口目を頂く事に
フワッと薫る、上品な煮干しの風味
優しい旨味を感じさせますが、そこに残るのは煮干しの旨味のみ
特有のエグミは一切残しておらず
上品な旨味のみを抽出した、色味通り透き通る美味しさを感じさせます
丁寧な仕事を感じるスープですが、そこに重なるカエシも上質
角が立っておらず、まろやかな塩味を口の中に広げていき
風味豊かな煮干しの香りを活かしたまま、程良いコクを加えて行きます
そんな地味深いスープであればこそ、
そのアクセントとしてギラリと存在感を示すのが、こちらの柚子
時折薫る、フワッとした柑橘系の風味が鼻を抜ける度に、心地よい爽快感をプラス
旨味を吸い上げた白髪ネギも、麺と共にスープをすくい上げ
優しい旨味を、縦横無尽に広げていきます
そんなスープと共に頂く麺も、程良い食感を残した風味豊かな麺
小麦の香りも感じさせますが、これと折り重なる煮干しの風味も堪りません
柚子の香りも相まって、様々な風味が鼻孔をくすぐるのですが
そのどれもが嫌みにならず、バランス良く届くのもまた、同品の大きな特徴でしょう
そして、共に頂くトッピングですが、
まずはこちらが鳥チャーシュー
二枚入りとなっておりますが、低温調理の効果でシットリ柔らか
噛みしめるごとに旨味を顕著にする様も見事な1品
そしてもう一つが、
こちらの豚チャーシュー
鳥に負けず劣らず、シットリ柔らかな仕上がりですが
一般的な低温チャーシューよりは火入れが強め
肉感も感じる食感となっており
旨味もまた、しっかりと伝わってきます
トッピングした味玉も、スープに溶け込みより旨味を高める一方
このスープであればこそ、
途中より加えてみたくなるのが
やっぱりこちらの黒こしょう
甘みと丸みを帯びたスープに加わるスパイシーさが
ギュッと味を引き締め、よりキレを増した味わいを感じさせます
最後の1口に至るまで、損なわれること無い煮干しの風味
これだけ滋味深いスープであればこそ、これは最早健康食
この後にもまだ、数軒予定が入っておりますが
そんな事を忘れさせる勢いに乗っかり、しっかり完食完飲してしまうものとなりました
そんな訳で、岡山到着後、即の一食目となった
「中華そば こびき」でいただく醤油煮干しラーメン
事前に目にしていた噂通り
いや、噂以上に煮干しの旨味が詰まった贅沢な一杯
麺、トッピングとの取り合わせも非の打ち所が無く
見事なバランスを整えながら、それでいてやはり
主役が煮干しである事を、最後まで忘れさせない見事な1食となりました
頂いたラーメンには大満足した一方
ワンオペによる営業ですので、仕方ない・・・とは思いますが
着席時、せめて席に置かれた前客の丼、グラスだけでも
あと少し、早く片付けて頂ければ
居心地の面でも申し分無い、素晴らしい良店に思えたのですが
まあ、そういった面も含め
これが「中華そば こびき」である、といった所でしょうか
それにしても、思い出す間にも食べたくなる
見事な煮干しを堪能させて頂きました。
中華そば こびき
■ ちゅうかそば こびき
■ 住所:岡山県岡山市北区駅前町1-6-11
■ 営業時間:11:30~14:00 / 18:00~20:00
■ 定休日:日曜日 祭日