岡山が誇る行列の出来る中華そば、天神そばをついに訪問! 甘みとコクの詰まった、個性豊かな卵入り天神そばに二日酔いも吹き飛んだ

岡山出張、2日目

今回は一泊での出張となるため、本日には帰宅となるものの

その前にどうしても、寄らなければならないお店が

 

いや、むしろ今回の出張

その最大の目的こそ、こちらのお店の訪問

と言っても過言ではない程、何よりも楽しみにしていたお店

それがこちら、岡山が誇る

超人気、行列の出来るラーメン店

中華そばの店、天神そばとなります

 

同店すぐ近くに住む友人曰く

「朝の開店時刻(10:30)から行列ができ

その列が無くなった頃には、お店も閉まっている」

 

といわれる程、とにかく随時行列を織りなす、超人気店

 

しかも、先代であるご主人がお亡くなりになった後

現在は奥様と娘さんとで営業されているとの事ですが

奥様もご高齢であることから、いつまでその味が楽しめるのか

 

についても、不安視されるなどの話も

 

いずれにせよ、今足を運ばなければ

次なる機会が二度と来ない、そんな可能性をも秘めた名店

 

ここだけはナンとしても・・・

と、二日酔いで泥の様な体を引きずりながら、いざ天神そばへ

岡山が誇る、超人気の行列店 その名も「天神そば」を2度目にして、ついに初訪問!!

前述した通り、開店時刻が10:30と早い天神そば

お昼にはまだ早い時間に開店するお店ではあるものの、即満席も必至とのこと

 

なんとしても、こちらだけは逃すことが出来ず

と、二日酔いでドロドロの体を踏ん張り、引きずりながら

開店時刻となる10:30にお店へと到着

 

幸い、平日と言うこともあってか、この日は行列も無し

すでに2組が入店済みとなる店内に、3組目として案内されるものとなりました

 

さて、佇まいからして年季と歴史を感じる同店ですが

店内もまた、外観以上に歴史を積み重ねてきた趣を感じるばかり

 

そんな店内をぐるっと見渡し、ようやく見つけたのが、

こちらのメニュー表になります

 

て今日される品は、シンプルに「天神そば」一本

ここに各種トッピング(といっても卵のみ)を加えるかどうか

 

更には、肉を抜く

大盛にするなどの細かなカスタマイズはあるものの

原則として、天神そば一本、ないし卵の有無のみが各メニューの違いに

 

また、同メニューに大盛が用意されていながら

恐らく麺の量・・・と思しき

1.5、2、2.5、3といった数値も記載

 

数値が増えることに値段も上がっていることから

同表記の意味は1.5玉、2玉・・・

と麺量の増量を示すものと思われます

 

ですが、メニューにはしっかり「大盛」も存在

むしろ、大盛というのは麺の量では無いなにか、の増量なのでしょうか

 

歴史を積み重ねてきたお店が持つ、独自のルール

常連さんであればこそ、暗黙の了解で理解し合っているのでしょうが

こちらは千葉から訪れただけの観光客

 

かといって、あの謎の表記を確認すべく、質問する程

私のコミュ力も高くは無い事から、同謎については解き明かすこと無く終了

 

ひとまず、本日は

「天神そば 玉子入り」を頂いてみるものとなりました

先代より受け継がれる、唯一無二の味「天神そば」の凝縮された甘みと旨味に、二日酔いも即解消!!

私がお店を訪れた時点で、先客2組となっていた天神そば

その後、次々にお客さんが入店となり、開店から5分と経たず店内は満席に

 

これが昼時ならまだしも、まだ時計の時刻は10時台

しかも平日の真っ昼間だというのに、この賑わい

噂には耳にしていたものの、それ以上に地元で愛される名店である事が伝わってきます

 

さて、そんな様子を眺めながら待つこと数分

いよいよ出迎えるものとなったこちら

「天神そば(玉子入り)」となります

 

器一杯になみなみ注がれたスープ

メンの姿が見えない程に、チャーシュー、玉子、もやしにかまぼこと具沢山

スープもまた、煌びやかに光を反射する程、たっぷりの油加減が伺えてきます

 

そんなスープを早速一口・・・

・・・あぁ・・・美味い

染み渡る・・・体の芯までしっかりと

 

まずは甘みをしっかり感じるスープとなるのですが

そこからジワジワと広がっていく出汁の旨味

 

いや、出汁と言うよりもむしろ鶏そのもの

鶏由来の旨味、いやそれも違うな

鶏からもたらされるエキス、とも言うべき濃厚な旨味がこれでもか!?と伝わってきます

 

そして、これだけアツアツのスープながら、一切沸き上がってこない湯気

それもそのはず、鶏のコラーゲン質がスープ全面に膜を張り、保温効果も抜群

リップクリーム要らずな質感をもたらし、スープに更なるコクを与えてくれます

 

続いては麺の方へ

こちらは中細のストレート麺を使用

パツッとした歯切れの良い麺となっており

スープとの絡みは良好、心地よい食感をもたらしてくれます

 

お次はこちら、

シットリした柔らかさを感じるチャーシュー

肉質もさることながら、味の染み入り方も絶好調

 

一説によれば、メニュー上には無いものの

「ダブル」とコールすることで、チャーシュー倍量を頂く事が出来るのだとか

 

それを知っていたのなら、間違い無く「ダブル!」

と口ずさみたくなる、これもまたスープに負けず劣らずな名品となります

 

そして、追加トッピングとなるのが

こちらの味玉、いや茹で卵と呼ぶべきか

 

シットリ柔らかな半熟味玉が全盛の今

なかなか見る機会の少なくなったハードタイプの玉子ですが

これにもスープの旨味はしっかり投入済み

 

レンゲですくい、スープと絡め頂く事で

鶏の親子二大共演を存分に味わえるものとなります

 

さて、そんな絶品過ぎるスープですが、

見渡してみると、卓上には様々な調味料を発見

このスープにいずれを併せるのが正解なのか?

 

初見となる私には判断が難しい所となりますが

やはり、コクとうまみの強い鶏の風味を活かすのであれば、

まずは黒こしょうが妥当な選択かな、と判断

 

うん、これはこれでスープの甘みが引き締まり、悪くない

でもスパイシーさを増すより、むしろ赤唐辛子で辛みを加える方が

辛みからのギャップで甘みが一層高まる様な気もします

 

今回は黒こしょう選択、となりましたが

次の機会には、唐辛子の投入も試してみたいところですね

 

そして、忘れちゃいけない具材となるのが、

こちらのもやしたち

 

野菜の割合は低めとなる同品ですが

唯一とも言えるのが、こちらの細もやし

 

麺と近しい細さで飛び込んでは来るものの

もやし特有のシャキッとした食感を残しており

これが心地よいアクセントとして響いてくれます

 

滋味深い旨味を宿したスープを、啜る度に体が喜ぶ

つい先ほどまでは、二日酔いらしい泥の様な体の重さを感じていたものの

食べ進め、完食した頃にはそんなダメージも何処吹く風

 

気付けば二日酔いも一気に解消

更には、完食は勿論のこと、スープを完飲してしまう抜群の美味しさとなりました

 

 

こうして2度目の岡山出張にて、ようやく初訪問が叶った天神そば

店先を通る度、呆気にとられる行列を作る同店でしたが

その列が指し示す通り、感動的な美味しさを味わえるものとなりました

 

ただ、このお店を切り盛りしている女将さんも

先にお伝えした通り、けっこうなご高齢でして

 

また岡山に足を運ぶ際には、ぜひ・・・いや必ず食べたい一食だけに

健康には細心の注意を払い、お店を続けて貰いたく思います。

 

天神そば

■ てんじんそば

■ 住所:岡山県岡山市北区天神町1-19

■ 営業時間:10:30~14:30

■ 定休日:土曜・日曜・祝日

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