今回の九州出張、その二日目
この日向かったお店は、以前より足を運びたかったラーメン店「博龍軒」
数多くの豚骨ラーメン店がひしめく九州、福岡ですが
そのルーツの1つとされているのがこちら、博龍軒なのだとか
正確には、ルーツについても諸説があり
必ずしもこちらのお店が元祖・・・という訳では無いのでしょうが
同じくルーツの1つとされる「赤のれん」については、過去に訪問済み
となればもう1点のルーツにも足を運んでみたい限りで
そんな訳で、福岡出張2日目は
こちら「博龍軒」よりスタートするものとなりました。
福岡市東区のラーメン店、博龍軒 豚骨ラーメン発祥の1店とされる老舗を初訪問
いかにも老舗、といった風格を纏った建物
11時のオープンに合わせお店へ着いたところ
すでに先客もひと組入店しており、暖簾も掛かり営業もスタート
早速入る店内ですが、コの字で形成されるカウンター席のみの造り
メニューについては、店内奥に一箇所掲載があるのみで
私の座った席からは、少し距離もあり
見づらいものとはなりましたが
そこに並ぶメニューは、
ラーメン、チャーシュー麺、ワンタン麺といった品々
いずれも通常サイズ以外に、大が提供され
お値段は+100円といった価格差に
更には、博多豚骨らしく、替え玉の提供も行われている他
「めし」と書かれた、恐らくはライスの方も小、中と2サイズを提供
そんな博龍軒のメニュー一覧となりますが
今回はチャーシューメン、そしてワンタンメンを食べ比べてみる事に。
豚骨ラーメン発祥の地で頂く、チャーシューメン&ワンタン麺の食べ比べ
博多豚骨、と言えば思い浮かぶのは細麺
茹で時間も短いことで知られる同品ですので
ここ博龍軒も注文からすぐさま提供・・・
になると思いきや、思いのほか長い茹で時間が経過
特に店内が混み合っている訳でも無いながら、思ったよりも時間が経過し
注文から待つこと10分弱で提供となった
こちらが、博龍軒にて頂くチャーシューメンになります
見た目としては、ライトな印象を受ける豚骨スープ
その表面を覆うように、総勢8枚のチャーシューがトッピング
まずはそんなスープから頂いていきますが、
豚骨らしく、白濁した色味となるものの
印象としてはやはり、見た目で感じた通りのあっさり系
しっかり豚骨から抽出された旨みは感じますが
マイルドとでも言うべきか
いや、この前日に超ド濃厚なスープを頂いたこともあってか
薄くすら感じる程で、豚骨主体ながら飲み干せてしまう様な味わい
そんなスープと頂く麺ですが
これも引き上げてなお、驚かされる存在で
博多豚骨と言えば前述した通り
固めの茹で加減で提供される、細麺が主流
しかしここ、同ラーメンの源流とされるお店では
茹で加減柔らかな、平打ち麺での提供となっております
意外な存在となったこちらの麺ですが
面積の広い平打ちであればこそ、スープとの絡みはドンピシャ
単体で頂くと、少し薄めで軽く感じたスープですが
程良く麺が拾い上げてくれることで、双方を心地良く味わう事が出来ます
そしてトッピングへ移り、こちらのチャーシュー
ちょっと小ぶりなバラを使用しており
カットについては、他店同様薄めでの提供
その薄さをカバーするかの如く
量は8枚入りと、その満足度は十分な形に
その他のトッピングには、
これまた、同ラーメンの定番となるキクラゲ
コリッとした食感と麺とのコントラストは、やはり楽しみなこと間違い無し
その他のトッピングは青ネギのみとシンプルながら
卓上にはしっかり、
胡麻、そしておろしにんにくが常備
紅生姜が無いのもまた、源流ならではでしょうか
いずれにせよ、過去に食べた博多豚骨とはまた異なる一杯
これぞ源流なのか
と、新たな発見を得るような一杯となりました。
一方、本日食べ比べるものとなったもうひと品がこちら
ワンタンメンになります
こちらにもしっかり、チャーシューがトッピングされるも
その存在を霞ませるように、たっぷりワンタンが4つほど
その1つを頂いてみますと
普段頂く博多豚骨の細麺に比べ
だいぶ柔らかにも感じた、同店の麺
それをも凌ぎ、しっかり茹でられ
小麦の香りを存分に放つ、柔らかなこちらのワンタン
中の餡はしっかり味付けが施され
皮にも負けず、そのサイズも一口大ながら大ぶり
チャーシュー8枚も乗ったチャーシューメンに比べ
少し食べ応え控えめか・・・とも思いましたが
これまた十分なボリュームを誇るワンタン
なにより、スープを吸い上げた際の美味しさは格別
これもまた、源流の味わいなのか・・・
と新たな発見に次ぐ発見を得る、そんな一食となりました。
博龍軒
■ はくりゅうけん
■ 住所:福岡県福岡市東区馬出2-5-23
■ 営業時間:11:00~16:30
■ 定休日:月曜、木曜