渋谷、道玄坂小道の間借りラーメン店、麺処 図鑑 三種の鶏が滋味深い味わいを形成、地鶏中華そば(塩)

今年の4月以来、実に3ヶ月ぶりとなる都内

しかも本日は、美容室が目的となるため、これまた9ヶ月ぶりとなる渋谷へ向かうことに

 

まだまだコロナの感染が収まらないものの、シビれを切らした人が増えているのか

都内の人手は昨年と比較しても変わらない…むしろ増えている様にも思え

 

昨年の時点では休業していたお店が、ランチ営業を行っていたり

また、昨年時点では営業していたお店がいくつも閉店していたりと

 

わずか1年ながら、諸行無常を感じさせる渋谷駅界隈

 

そんな渋谷で本日向かった先は、道玄坂

同通りから1本中に入った道玄坂小路にて、昨年秋より営業しているこちらのお店

麺処 図鑑となります

 

上記にも記載がある通り、こちらのお店は間借り店として営業するラーメン店

 

その為、営業日が日曜日~水曜日の週4日と限られているお店ながら

すでに実力店として噂が広まっている間借りラーメン店となります

 

ちなみに、同店が営業している先は

こちら、同通り2Fにある

「209スタンド」というアジアンバルとのこと

 

では、噂の新店「麺処 図鑑」を訪れてみようと思います。

渋谷、道玄坂の路地裏にて昨年秋より間借りラーメン店として営業、麺処 図鑑を訪問

この日、お店の前に着いたのは11:30少し手前

 

事前の情報で間借り店である事、道玄坂から少し入った小道沿いである事までは確認しておりましたが

路面店で無い上に本店舗でも無く、看板等が見つからずに少し歩き回る事に

 

2~3分周辺を歩いていると、同通りには似つかわしい行列に遭遇

階段に向けて10名ほどが並ぶ列、その脇を見ると「麺処 図鑑」なる張り紙を発見となりました

 

どうやらまだ開店前だったようで、シャッター待ちをする列になる様で

そちらの最後尾に付けて、開店時刻を待つことに

 

11:30から5分ほど遅れてお店がオープン

先頭から徐々に店内へと進んでいきますが、

こちらのお店、前述した通りアジアンバルを間借りしての営業とのこと

同店のカウンター席のみを利用している事から、席数は6席までとなっている様です

 

加えて、階段前に設置された説明書きに目をやりますと

現在は間借り営業とのこともあってか

店主さん一人でのワンオペにて営業しているとの事

 

カウンター6席ならば、2周目には入店可能と踏み

そのまま、店先にて待つことに

 

階段前に設置された簡易椅子に腰掛け待つこと20分ほど

(この椅子が、カタくて地味にお尻が痛くなります)

 

一周目のお客さんが退店すると同時に店内へと案内されるものとなりました

カウンター席の裏手には、

お水、おしぼり等が準備済み

ワンオペ営業となる為、これらは全てセルフサービスになる様です

 

また、階段前で並んでいた時点では気付かなかったのですが、

カウンター越しにオープンキッチンとなる同店ですが

実はこのカウンターがいわゆる「コの字型」になっている様で

 

広いオープンキッチン、その反対側にも客席が設けられており

こちらは「209スタンド」として営業しているのか、それとも準備中なのでしょうか

 

いずれにせよ、店内そのものはかなり広い作りとなっております

 

早速、メニューに向かっていきますが、

 

こちらでは、日替わりとなる鶏を使用した地鶏の中華そばが頂けるとの事

 

階段前にあった説明書きでは、本日の鶏は

・名古屋コーチン

・熊野地鶏

・はちきん地鶏

これら3種を使用したスープとなる様です

 

中華そばは塩、醤油と提供があり

通常の中華そばに加え、チャーシューや味玉がトッピングとなるのが特製とのこと

 

周りのお客さんを見る限り、醤油を選択している方が多く見られますが

メニューの並び順を考えると、優先すべきは塩では無いか、と判断

 

という訳で本日のランチは

「地鶏中華そば(塩)」を特製トッピングにて頂いてみようと思います。

地味深いスープを味わいつつ、麺と共に啜ると旨味が向上 麺処 図鑑で頂く、特製地鶏中華そば

開店前からお店の前に並んだものの、全6席という限られた席数

 

加えて、間借り店のワンオペとは露知らず

予備知識無いまま列に並び、席に通されるまでに約30分を待つこととなった麺処 図鑑

 

ですが、注文後からの流れは早く

オーダーを終え、待つこと5分少々

提供となったこちらが

「特製地鶏中華そば(塩)」となります

 

店内に並ぶ、他のお客さんは醤油の注文率が高かったものの

メニューの並びを見る限り、塩の方がお店の推しでは無かろうかと察知

 

三種の鶏を使ったスープは金色の輝きを放ち

全面を覆う鶏油と共に、煌びやかな乱反射を見せてくれます

 

その上に並ぶチャーシューは、ムネとモモ二種の鶏

トッピングはシンプルに青菜、そして味玉といった品々となります

 

それでは早速、スープから頂いてみましょう

油分は多めにも見えるこちらのスープですが

宣言通りの地鶏満載、鶏の滋味深い優しい旨味がスッと届いてきます

 

強い主張こそ見せないものの、ジワジワと伝わる優しい旨味

それを程良く感じさせる、塩味とのバランスも整った一杯

 

ただ、地鶏を強調しているスープながら

少し優しすぎるというか、大人しすぎるというべきか

 

スープ単体でガシッと届く、強い主張を感じない所に、少し物足りなさを感じますが、

続いて、こちらの麺と共に頂いてみますと

一口目に感じていた物足りなさなど、なんのその

 

麺と共に啜ることで、塩味を含むバランスがより整うのか

スープが程良い加減に旨味を増して伝わってきます

 

共に頂く麺の方は、中細のストレート麺

 

優しいスープだけに、絡みが気になりましたが、

そんなのも杞憂となる程良いバランス感で、スープを持ち上げてくれます

 

続く鶏チャーシューですが、

まずはこちらがもも肉のチャーシュー

低温調理された柔らかさに加え、皮目にはうっすらと炙られた形跡も

 

外はパリ、中はシットリ

二種の食感と共に、鶏モモの旨味がしっかり届いてきます

 

続くもう一種のチャーシューが

少しピントが甘くなってしまったものの、こちらのむね肉

 

同じく低温調理を施したものとなるのですが

意外や旨味の強さは、こちらむね肉の方が上を行くほど

 

シットリと柔らかさを残しているのはもちろん

噛みしめるごとに旨味が増していき、またスープとの相性も良好

 

普段の私なら、脂質たっぷり肉感満載であるモモ派ながら

この仕上がりであるなら、むね肉に一票を投じたいほどの美味しさとなりました

 

そして、期待を寄せていたもう一つのトッピングが

こちらの味玉となるのですが

同品は逆の意味で予想外に、そこまで強い個性を感じるには至らず

 

その他の各素材が持つ存在感の強さ故とも言えそうですが

最後の最後に、ビシッと締めてくれる味玉を期待したくもなりました

 

 

そんな訳で、初訪問となった渋谷の「麺処 図鑑」

高い前評判を目にしていたことや、開店前からのお客さんの並びと

 

だいぶハードルを上げての訪問となりましたが

期待を裏切らない、鶏の旨味を存分に味わえる一杯を堪能させて頂きました

 

また、間借り店での営業に加え、店主さんのワンオペとなることから

待ち時間を含め、ある程度は覚悟をしていたものの

 

これも意外な程、スムーズに営業されており

かつお客さんがセルフで賄う部分を分かりやすく明記

 

ワンオペでの営業ながら、その不便さを感じさせない

非常にスムーズな営業が行われている様にも感じました

 

前述した通り、間借りでの営業となる為

現在の営業日は週4日と限られてしまっている同店

 

いつの日か、自前のお店を構えた暁には

本日頂いた地鶏中華そばだけでなく、他のメニューも食べてみたい

そんな期待を抱かせてくれるお店となりました。

 

麺処 図鑑

■ めんどころ ずかん

■ 住所:東京都渋谷区道玄坂2-28-1 椎津ビル 2F

■ 営業時間:11:30~14:30

■ 定休日:木・金・土曜日

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