金沢の東茶屋街にひっそり佇むお蕎麦屋さん 茶蕎麦 武右衛門で頂く白雪とろろ蕎麦

金沢グルメツアーの2日目

本日の一食目はお寿司を頂き、大満足

 

午後は特に予定も無く、せっかくならば

と駅から歩ける市場へと向かっていき、各々勝手な散策へと出向くことに

 

さて私は、せっかく金沢まで来たのだから

ちょっと足を運んでみたかったのが、東茶屋街

 

昔ながらの町並みを残す観光地として知られており

着物のレンタルに身を包んだ観光客で賑わっているエリアになります

 

この地はただの観光地として知られるだけでなく

茶屋街の名前通り、長らくお店を構える老舗が多数並んでいるのだとか

 

本来なら、そんな老舗で加賀料理を頂きたいところとなりますが

やはり、ランチのお寿司に満足しすぎた手前、ここからガッツリ一食を挟むのは不毛と判断

 

 

なにより、夜は夜とて既に予約済み

せめてここで挟むなら、軽めのラーメンないしは蕎麦でも・・・

 

と思い描きながら歩いていたところ、

ふと飛び込んで来たのが、この茶蕎麦の暖簾

「茶蕎麦 武右衛門(ぶえもん)」というお店が気になり、思わず飛び込んでみるものとなりました、

金沢の観光地、東茶屋街で見つけたオシャレなお蕎麦屋さん、茶蕎麦 武右衛門

フラフラと散策する間に小腹も空いてきたことから

スーッと吸い込まれるかの如く、足を運んでしまったお蕎麦屋さんこと茶蕎麦 武右衛門

 

後に調べた所、ここ東茶屋街でも人気のお蕎麦屋さんらしく

その風情ある佇まいに加え、オシャレな造りとなる店内

 

更には、SNS映えするオシャレなお蕎麦があったりと

今の時流にしっかり適した変化を見せているお蕎麦屋さんになるそうでして

 

そんな前情報はおろか、お店の場所すら覚えておらず

再度足を運べるか?と聞かれれば怪しいほど、香りに導かれて足を踏み入れた同店

 

早速メニューを眺めていきますと、

お蕎麦屋さんにはなりますが、観光地とあってか

そこそこの価格設定になっており、せいろのお値段が880円から

 

天せいろには加賀野菜を使用しているらしく

その分お値段も相応、1730円などといった価格帯に

 

まあ、拘りを持つお蕎麦屋さんであれば平均的な価格

ただ、ここまでのメニューを見る限りですと、これぞといった品は見当たらず

 

しいて挙げれば、今は無き「金沢 砂場」を再現したとされる

かき玉蕎麦なる品が気になるところ、でしょうか

 

 

とは言え、元の「金沢 砂場」を知らない身としては

その再現性の高さの程を感じ取ることも出来ず

 

続く裏面を見ますと、まだメニューは続くようで

ここでまず飛び込んで来たのが、

 

加賀棒茶蕎麦なるお蕎麦

 

そう言えばこちらのお店、店名に「茶蕎麦」の名前を記していた様な

どうやらこの、加賀棒茶蕎麦なる品が看板メニューになるご様子

 

しかし、続きを見て行きますと更に気になるネーミングを発見

その名も「白雪とろろ」なるお蕎麦でして

お皿の中で金沢の風情を表現した創作蕎麦になるとのこと

 

蕎麦処でも無い限り、ご当地色を出しづらいお蕎麦

そこに金沢の風情を表現したとあれば、これは1度目にしてみたいところ

 

メニューに写真が掲載されていないことも興味をそそることから

本日の間食は、白雪とろろを頂いてみようと思います。

フワッと積もる雪を表現したメレンゲに絡むとろろに風情が満載、白雪とろろ蕎麦を食べてみた

注文を終えてメニューを再度眺めてみると、

やはりこちらの名物になるのは加賀棒茶蕎麦だった様で

 

通常の茶蕎麦と言えば、乾麺になるのですが

こちらでは、店打ちの更科そばに加賀棒茶を練り込んでいるとのこと

 

当然、茶蕎麦ならではの香りが強く

塩で頂くのがお勧めとの拘りも

 

これは茶蕎麦にしておくべきだったか・・・?

と、少し後悔してしまいましたが、時既に遅し

 

注文から10分ほど、こちらが茶蕎麦 武右衛門にて頂きます

白雪とろろとなります

 

つい先ほどまで、茶蕎麦を頼まなかったことに後悔していたものの

いざ目の前にする白雪とろろを見て、ここでもまた意見が好転

 

むしろこのとろろ、面白いじゃないか

真っ白なメレンゲ、こちらは恐らく冬の金沢をイメージしたものでしょう

その下には出汁、でしょうか

更にとろろもたっぷり溶け込んでおり、玉子の黄身を合わせてつけ汁に仕立てるのでしょう

 

崩すのがいささか勿体なくも感じますが

それ程までに、目でも楽しめるお蕎麦に仕上がっております

 

そして、これを頂くお蕎麦の方は、

こちらは茶蕎麦では無く、通常のせいろになるご様子

 

とは言え、こちらも奥能登で採れた蕎麦粉を使用とのこと

地産地消のお蕎麦を味わえるのであれば、足を運んだ甲斐もあるとのこと

 

早速、とろろとメレンゲ

そして玉子の黄身を混ぜ合わせていきますが、

出来たぞ出来たぞ、ふわっふわのつけ汁が

 

このままご飯に乗っけて食べても美味しそうなビジュアル

ですがここはお蕎麦屋さん、ちゃんと流儀に則らなければ

 

と、その前にまずはお蕎麦をそのまま一口

蕎麦の薫りをうっすら感じさせますが、そこまで強い香気には至らず

 

とは言え、コシが強くお蕎麦としての風味も良好

お値段相応、拘りを持って打たれたお蕎麦である事を感じさせます

 

そんなお蕎麦を次に頂くのは、

もちろん、このメレンゲたっぷりフワフワとろろと共に

 

フワフワなその食感を纏って頂くお蕎麦は、斬新そのもの

普段口にする、どのお蕎麦とも異なる食感が届いてきます

 

メレンゲのフワフワ具合で口当たりが良く

とろろ特有の重たさを感じさせないのも、面白い組み合わせ

 

ただ、最初に玉子の黄身を溶いてしまったのは失敗ですね

これは味変として、二段階目に投入するべきだったなと反省

 

蕎麦汁は若干濃い目に作られている様ですが

とろろやメレンゲと合わせていることで、その濃さもだいぶ軽減

 

ボリュームは控えめとなりますので、男性が一食分として頂くには不足を感じるものの

今回の私の様に、小腹を満たす目的で足を運ぶなら、むしろ適量になるサイズ感

 

観光地ながら、お値段もお手頃価格となりますし

なにより目で見て楽しめる、そのビジュアルがそそる1品

 

出汁の香りに釣られ、たまたま足を運んだものとなりますが

その嗅覚の判断に間違いの無かった、良店訪問となりました。

 

茶蕎麦 武右衛門

■ ちゃそば ぶえもん

■ 住所:石川県金沢市東山1-15-5

■ 営業時間:11:30~16:00

■ 定休日:不定休

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