JR渋谷駅から徒歩5分、道玄坂裏路地の台湾料理 麗郷 渋谷店 ランチ帯は相席必至の人気店で頂く、豚肉細切りそば&焼売

今更説明する必要も無い程

「若者の街」として知られる、渋谷

 

それだけに飲食店の入れ替わりも激しく、様々なお店が出来ては消えを繰り返す中

長らくお店を構え、地元始め様々なお客さんを集めている名店も少なからず存在します

 

この日のランチに訪れたのも、そんな歴史ある名店の一つ

「台湾料理 麗郷」となります

 

各線渋谷駅から徒歩5分程

道玄坂の裏路地に、趣ある建物で迎えてくれる「台湾料理 麗郷」にてランチを頂くべく、訪れてみることに。

JR渋谷駅から徒歩5分 道玄坂の裏路地に身構える豪華絢爛台湾料理、麗郷 渋谷店 

アップダウン激しい道玄坂

その中心・・・からはやや外れた、裏路地街

その一角に、雰囲気ある佇まいでお店を構えているのが、台湾料理 麗郷

 

その名の通り、台湾料理の専門店となるのですが

私の地元、千葉を始め全国区で見かける、いわゆる「大陸系中華」の台湾料理専門店では無く

本域のシェフが手がける、本場さながら。。。いや本場レベルの台湾料理が頂ける専門店

 

この日、お店を訪れた時刻は12時半を過ぎた頃で、平日とは言えお昼の真っ只中

近隣のお店には、若い男女が集う中、ここ麗郷の客層は渋谷ながらも年齢層が高め

加えて、近隣の学生でしょうか?それとも観光か

中国系の若い男女も多く訪れており、当然ながら店内は大盛況

 

ここ渋谷を地元とするお父さん達は、真っ昼間であろうとお構いなしに、ビールとおつまみをたしなむなど

いろんな意味での「本場、台湾」が集うお店と言った特徴が感じられます

 

そんなお店に昼真っ只中の訪問となり、空席に不安を抱えていたものの、

これまた観光?とおぼしき中国系の若い男性4人組が掛けている円卓に、相席にて通される形に

結構強引な案内をするご主人ですが、まあこれもまた、本場らしいっちゃらしいということで(笑)

 

さて、メニューの方に目を向けますと、

いやぁ、まいった

全く分からん(笑)

 

噂には聞いていたものの、噂のそれを大きく上回って、本場過ぎるメニュー

基本はどのメニューも中国語表記となっており、その後に続く形で

・日本語

・英語

といったフリガナが振られるものとなります

しかもメニューに写真解説は無く、全てテキストのみの表記

加えてメニューの数も、これまた膨大となっており、この数あるメニューの中から、今の気分にあった1品を・・・

と、探そうにも、まずは台湾通の魂を憑依させないことには、気持ちの伝達もはばかれてしまいます

 

最後のページまでめくってはみたものの、

 

唯一想像が付くのは、最下部となるドリンクメニュー

そこに並ぶビール、サイダー、ジンジャエール、コーラの4品くらい

後の品に関しては、全く想像が及ばない、別世界のメニュー

 

とは言え、せっかくの台湾気分を味わうのであれば、やはり食べるべきは点心系・・・

となるのでしょうが、さすがに飲茶で満たされる程、私の空腹度合いも軽くはありません

 

かといって、冒険に出ようにも、向かう先は光の差さない密林状態

せめて初心者に優しいところで探すとなると・・・やはり落ち着く先は麺類でしょうか

 

なんとなくではあるものの、商品イメージの浮かびやすい所から

「豚肉細切りそば」と、せっかくの点心も・・・という訳で、焼売を共に頂いてみることに。

地元から観光まで、多くのお客さんが殺到する人気店「麗郷」で頂く、豚肉細切りそば&焼売

若かりし頃は、暇さえあれば足を運んでいた渋谷

しかしそれも、センター街止まりとなり、その後は原宿方面へ向かうことがしばしば

 

大人になり、ようやく足を踏み入れる様になったのが、ここ道玄坂

そんな道玄坂に数ある飲食店の中でも、唯一無二の雰囲気を漂わせているのが、本日訪れた台湾料理 麗郷

 

渋谷を職場とする知人の美容師さん曰く

「渋谷で中華を食べるのなら、間違いない名店」

とも紹介される同店ですが・・・

 

やはり、私にはなじめない「本場感」がハンパじゃない(笑)

 

勝手知ったる常連のお店、となるには何年かかるか分からずも

(そもそも渋谷に来ること自体、月一あるかどうか)

このお店に我が物顔で足を踏み入れ、想像も及ばないメニューの中から、厳選したものを頼める様になったら、いよいよ渋谷民になれるのであろうか

 

そんな無駄な想像を膨らませながら、待つこと10分

特に説明も無く、スッと無言で提供された本日のランチがこちら、

道玄坂の台湾料理 麗郷にて頂く

「肉絲湯麺」こと「豚肉細切りそば」となります

 

そのネーミングから、なんとなくながら

「豚肉の細切り炒め的なものが乗ったタンメン」

的な品を想像したものの、出てきた品は全く想像の及ばない別物

 

いいぞ、この期待を裏切ってくる感じ

これぞ台湾まで足を伸ばした甲斐があるってもんだ(注:渋谷ですw)

 

そんな心の声が湧き上がる様な高揚感の元、まずは麺を一口

千葉はもちろん、都内を含んだとしても、普段足を運ぶ様な中華店では、

到底見かけることの無い、極太な上に黄色み・・いや、オレンジ色を帯びた麺

 

この麺の形状からして、唯一無二、独特の個性を感じるのですが

一口頂けば、その個性はブーストアップ

 

見た目通り、強い食感の極太麺ですが、とにかく小麦の風味が偉大!

充満するとか、広がるとかのレベルでは無く、もう偉大なまでに小麦三昧!!

 

これだけ極太で小麦感強い麺を、どうやってスープに合わせようと考えるものか

それだけで1ヶ月は眠れない日々を過ごしそうなものの、何の気なくしれっとタンメン風に合わせてくるのですから、その気が至るやさすが

 

共に頂くスープの方は、鶏と豚骨でしょうか

ちゃんぽんに近い味わいとなっており、獣骨系の旨味をしっかり味わえる濃い口のスープ

 

むしろ、これ程の強い個性あるスープで無ければ、この麺に対し太刀打ちなどいくはずも無い

この麺にしてこのスープあり、と言わざるを得ない組み合わせとなっております

 

共に皿を飾る具材も一切の手抜き無し

しっかりした歯ごたえと、素材の旨味を感じる豚の細切り

ニラやキャベツ、人参といった野菜らも、それぞれに異なる時間で火入れがされ、個々の食感や風味を損なわず皿を彩っています

 

それにしても、やはり唯一無二の存在感を誇っているのが、この麺

ラーメンの様に、スープと共に味わうものでは無く

この一杯は、その麺の力強さと風味、歯ごたえを味わうべく、その添え物にスープが存在する様な品

 

点心を始めとした、小麦料理が主体となる台湾料理

それであればこそ発揮出来る、存在感たくましい、唯一無二の豚肉細切りそばとなりました

 

ちなみにこの日、共にお店を訪れたカミさんは、

こちら、これまた無難な所より

「炒米粉」こと「焼きビーフン」をオーダー

 

せっかくならばと、一口分量を頂いてみたのですが、

うーん、これまた知るビーフンとは別物の食感

お米の持つ、モチッとした食感が、細い麺の中にしっかり再現

 

それでいながら、べたつくこと無く、むしろ油の旨味でしっかりコーティング

食感こそ完全に麺ながら、その味わいはどことなく、炒飯のようでもある

かといって重さは無く、むしろ軽くつまめてしまい、ご飯と言わずツマミとして頂きたくなる味わいでもあります

 

そして、最後にもう一皿

せっかくならばと台湾らしさを感じるべく、オーダーした焼売

本場の雰囲気を完全輸入する同店なら、てっきりせいろで来るものかと思いきや、まさかのお皿に盛り付けての登場です

 

写真からも伝わる通り、薄く包まれた皮

その中には、みっちりと詰まった豚挽肉の餡が、その肉肉しさを物語っております

 

そのイメージから、一分の狂いも無い程、

とにかく、肉の旨味が十二分に詰まった焼売

皮はあくまで、肉をまとめるための包装紙として存在しており

しっかり手ごねされた挽肉、その味わいと脂から滴る旨味を封じ込める、衣の様な役割

 

先ほど頂いた、豚肉細切りそば&焼きビーフン共に

動物性タンパク質を少なめに感じたものの、それを補ってあまりある肉感を堪能する焼売となりました

 

 

といった感じで、扉を開けた先に広がるTHE台湾

その空気感になんら異論を感じな程、本場台湾の味わいをまんま堪能するものとなった、台湾料理 麗郷

 

ここが渋谷であることを忘れさせる程、とにかく異国情緒の漂うお店

頂く料理も、普段口にするそれとは全く異なる上に

写真イメージによる先入観すらないまま頂く事で、台湾旅行をも楽しめる、そんな麗郷への初訪問となりました

 

しかし、一度その空気を知ってしまえばこっちのもの

次こそは、よりチャレンジ精神溢れるメニューに手を伸ばす心意気を味に付けはしたものの

きっと次回も、無難な麺類もしくはご飯ものに手を伸ばしてしまう、小心者のの自分が想像出来てしまいます。。。

 

麗郷 渋谷店

■れいきょう しぶやてん

■ 住所:東京都渋谷区道玄坂2-25-18

■ 営業時間:12:00~14:00/17:00~24:00(土日:12:00~24:00)

■ 定休日:無休

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