仙台出張の最終日
この日は午前中にラーメン、昼に中華
と、似偏った2食を頂いてきたのですが
どちらも前評判は良好ながら、私的には不納得の二軒に
最後の晩ご飯こそ、滑らないお店で大満足を果たしたい
と、以前よりリサーチを進めていた牛タンの中から絞り込むことに
最終的には2軒のお店で天秤に掛けていたものの
この前日にあった地元の方より
『行くなら、こっちの方がお勧めですよ』と後押しを貰い、最終結論を出すことに
昼の時点で予約を入れ、向かった先がこちら
牛タンのたたき発祥のお店
とも言われている「牛たん料理 閣 ブランドーム本店」を訪れるものとなりました。
牛たん料理 閣 仙台市内に数ある牛タン料理店、その中で唯一のビブグルマン掲載店へ
最終日の一食を飾るべく、足を運んだ牛たん料理 閣
仙台市内には、とにかく鬼の様に牛タンのお店が存在しており
どこも見た目では決め手に欠ける程、地方から来た身としては
遜色なく美味しそうなお店ばかり
ですが、その中であっても
本日訪れた、牛たん料理 閣は、頭1つ抜けた存在なのだとか
その理由の一つが、前述した牛タンのたたき
牛タン焼きの文化こそ、戦後間もない頃から広まったものながら
これをたたきで提供し始めたのは、ここ牛たん料理 閣が初とのこと
そんな功績に加え、提供される牛タンの美味しさもあってか
仙台に数多くの牛タン料理店がある中、ここ閣が唯一
ビブグルマンに掲載されたお店になるとのこと
名実ともに、仙台トップクラスに君臨する牛たん料理 閣
18時に予約を入れて向かったところ、すでに客先は8割方埋まる人気ぶり
見た感じ、観光客は私らを含み2割程
残るは地元のお客さんで賑わっている雰囲気からも、間違い無いお店である事が感じられます
そんな閣のメニューはと言うと、
ランチ営業も行っているお店からか、夜でも定食が提供
もちろん、一品料理で焼、そして名物であるたたきを頂く事が出来る他
事前予約の上で注文が可能となる、牛タン料理のコースも提供されております
これがランチであれば、迷わず定食を選ぶ場面となるのでしょうが
夜の訪問とあっては、是非ともお酒と一緒に牛タンを頂きたい所
ここは単品で各品を注文しよう、といった話になり
続いてはお酒のメニューへ
こちらは厳選した品で提供が行われており
ビールにハイボール、サワー類といったところに
とは言え、酒所の宮城県
もう１ページめくった先には
しっかり日本酒が並んでおり、地元の酒蔵を中心に提供されております
さて、そんなメニューを一通り確認し終え
まずは一杯目、生ビールを頼んでみたところ
こちらにはお通し代わり
と言わんばかりに、牛タンの煮込みがセット
当然、ホロホロに煮込まれた牛タンの柔らかさ
味の染みこみ具合といったら・・・もう
こんな豪華なお通し出された暁には
この煮込みだけで、ビール数杯飲めてしまう勢いです。
牛たん料理 閣の名物、タンのたたきも絶品ながら、牛タン焼の味わいこそ、名店ならではの1品だった
1品目（正確にはお通し）からして、
気持ちよすぎるストレートを食らうものとなった、 牛たん料理 閣
続いては、お酒と共に頂くおつまみを欲し
そして名物でもある以上は、避けて通ることが出来ない、
こちら、牛タンのたたきをオーダー
同品は、1皿お値段2500円となるのですが
見ての通りのボリューム
今回は3人での訪問となった次第ですが
同人数で取り分け、ちょうど良い枚数の牛タンが勢揃い
その美しいピンク色、そして焼き目の香ばしさを観察しつつ
薬味となる青ネギ、たんの下に敷かれた玉ねぎ
更には、レタスまでを取りだし、勢揃いで一口・・・
とろ・・・け・・・る
融点の低い脂の旨味が口の中に広がりつつも
それと共に伝わってくる、牛タンのしっとり滑らかとした柔らかさ
まるでディープ・・・
いや、相手が牛タンだけに艶めかしい
とにかく、この柔らかで滑らかな食感は
他の肉では生み出すことが出来ない、
牛タンのたたきであればこその食感
しかも、この食感を生み出す焼きの技術
いや、たたきによる適時な温度調整とでも言うべきでしょうか
これもまた、熟練の業あってこその技術であり
ここ、牛たん料理 閣であればこそ、味わう事が出来る1皿じゃ無いでしょうか
そんな絶品過ぎる牛タンのたたきを味わったものの
やはり、牛タンロードを堪能するに、避けて通れないのがこちら
定番中の定番料理
牛タン焼きとなります
前述した通り、3人での訪問となったのですが
こちらについては、一応ペースを見るべく2人前にてオーダー
それであっても、十分に見えるボリューム、厚み
肉の重厚感を遠目からでも感じさせてくれます
炭火の香りを漂わせる、美しい焼き目
そんな牛タンと共に頂きたくなるのが、
こちら、定食ではお馴染みの1品
唐辛子味噌こと、南蛮漬けとなります
同品の到着と同時に、頂くお酒の方もリニューアル
生ビールとは別れを告げ、ここからは
知覧にっぽん紅茶割り
というキャッチーながら、謎の紅茶割りと共に頂く事に
さて、取り出したる牛タンですが
まずはそのまま一口
炭火で焼かれた表面には、サクッ
と音を立てる様に歯が入っていくのですが
その先に待ち構える内側は、とにかくしっとりと柔らか
先ほどのたたきと近しい食感を持つものの
外見の香ばしさが加わることで、また異なる味わいを生み出します
ただ柔らかなだけでは無く、
牛タンの持つ熟成された旨味が、ヒシヒシと伝わり
薬味の存在など不要なほどに、噛みしめるごとに増していく旨味
これが、本場仙台にある専門店の・・・
いや、ビブグルマンに掲載される程の実力店の底力か・・・
と、牛タンという素材に潜む奥深さに感動するも
やっぱり共に食べてみたくなるのが、この組み合わせ
大ぶりな唐辛子となる南蛮味噌を、ガッツリ乗せて再度牛タンへ
あーーーーー。
美味い
もう、その一言に尽きる絶品ぶり
元の素材の美味さ、焼きの完璧さ
そこに加えての、辛味と甘みと言う、新たな味覚の集合体
世にこれ程完璧な牛タンが、果たして存在するのであろうか！？
という程に、口の中いっぱいに広がる牛タンの旨味
それをフォローする南蛮味噌も、また素晴らしく
素材から調理、合わせる副菜らに至るまで、
隙の見えない完璧な牛たん料理を堪能するものとなりました
ちなみに、こちら「牛たん料理 閣」では
お土産用の牛タン、南蛮味噌らの販売も行われておりまして
注文後、同店の工場から直送されるとのこと
当然、このお土産についてもしっかり購入
数日後には自宅でも、パーフェクトな牛タンを堪能させて頂き
私だけで無く、今回の出張に同伴していない家族にまで、笑顔を与えてくれる結果に
仙台出張の折には、家庭の円満を築く為にも
「牛たん料理 閣」でのお土産購入をお勧めいたします。
牛たん料理 閣 ブランドーム本店
■ ぎゅうたんりょうり かく ぶらんどーむほんてん
■ 住所：宮城県仙台市青葉区一番町3-8-14 鈴喜ビル B1F
■ 営業時間：11:30～14:30 / 17:00～22:30
■ 定休日：無休
