函館が誇る、カレーの百名店 元祖インドカレー 小いけ ありそうで無かった、抱腹絶倒・究極の家庭風スパイシーカツカレー

夏の函館旅行も、いよいよ後半戦へ

初日から立て続けに魚貝、海鮮類を食べ続けており、そろそろ魚にも飽きを感じてきた所

 

そんな訳で、この日のランチは私の一存にて

「カレー」を食べに向かうことに

 

わざわざ函館まで来ておいて、敢えてのカレー?

と家族からは、非難囂々ではあるものの、当然ながら下調べには抜かりなし

 

ここ函館には、北海道を

いや東日本を代表する、カレーの百名店があるとのこと

 

しかも、北海道と言えば多くの人が思い浮かべるのはスープカレー

ですが、この日向かうお店は「元祖インドカレー」を看板に掲げる、函館の老舗

 

タクシーの乗り込み、運転手さんに名前を告げると

「ああ、ハイハイ」と一発で伝わるほどの有名店な様子で

タクシーに導かれるまま、着いた先がこちら

「元祖インドカレー小いけ」となります

 

・・・が、ここでさて、早くも問題が発生

上記写真の右手、黄色い建物の看板には「元祖インドカレー小いけ」の名が

 

しかし、同写真の左側に目をやると分かる通り

その建物のすぐお向かい

こちらの建物にも「印度カレー小いけ」の名が

しかもこちらには、本店の名が記されている上に

創業者とおぼしき小池さん?の顔写真入り看板までもが掲載

 

同じ通りに道路を挟んで、二軒のインドカレー小いけ

これは一体、何を表すのでしょうか??

函館市宝来町の住宅街に佇む、スパイス系カレーの草分け的存在 元祖インドカレー小いけ

二軒の「インドカレー小いけ」が軒を連ねる通り

 

見るからに派手で本店感があるのは

表通りに面している「印度カレー小いけ 本店」

 

ですが、ここまでの送迎をお願いしたタクシーの運転手さん曰く

『私含め、地元の人が通っているのは元祖印度カレー小いけだよ』とのこと

 

詳しい事情は分からないのですが

いずれにせよ、当初目的としていた方

路地の中に隠れている「印度カレー小いけ」こそが狙いであるなら問題ない様子

 

早速、お店を訪れてみますと

店内の雰囲気は、カレー店と言うよりも

むしろ昔ながらの食堂を思わせる雰囲気

 

テーブル席が壁沿いに配置されるものの

センターには大きな円卓が

 

その裏には、今じゃとんと見かけない

赤いカラーボックス、そして上にはラジカセ

 

まるで昭和の大衆食堂・・・

といった雰囲気にはなっておりますが

片付け前の飽き皿、そこにはカレーポットの姿が

 

私の経験上、カレーをポットで提供するお店に

ハズレは無い、というのが1つのルール

ここ「印度カレー小いけ」も、そのルールに合致するお店となるはず

 

そんな期待を込めてメニューをチェックするものの

ちょうど目の前に並ぶ観葉植物が

メニューを撮影しようとする私を全力でブロック

 

同店に掲げられているメニューは

・カレー

・ハンバーグカレー

・カツカレー

・チキンステーキカレー

の4種類となっている様で

 

それぞれ、通常サイズと大サイズ(各+90円)

を選ぶことが出来る模様

 

加えて、お子様ランチも提供されておりますので

(念のため、こちらは事前に確認しておりました)

私は迷うこと無く、カツカレーを

 

カミさんはハンバーグカレー

そして子供には、お子様ランチをそれぞれ注文するものとなりました。

見た目は昔ながらの家庭風ながら、一口運ぶと分る、その違い! 感動を引き起こす絶品カツカレー!!

注文を終えて、待つこと10分弱

最初に提供となったのは、こちら

お子様ランチとなります

 

ハンバーグは見るからの手作り

同トッピングのカレーがあるだけに・・・

と予想した通り、しっかりしたハンバーグが提供

 

その他は全て、アルミ箔入りとなりますが

キウイにオレンジ、リンゴにトマトと、野菜に果物が盛り沢山

 

そして極めつけは「きのこの山」

色んな意味で盛り沢山なお子様ランチですが

少なからずハンバーグは絶品な様子で一安心(笑)

 

続いて提供となったのは、

そんなハンバーグがトッピングされた、大人様向けのカレー

こちら、カミさんのオーダーした「ハンバーグカレー」となります

 

インドカレーを名乗るお店にはなりますが

その見た目は、ごくごく家庭的なカレーに見つけられる様子

 

具材には玉ねぎ、じゃがいも、人参などなど

どうにも給食カレーを彷彿とさせるご様子ですが

トッピングのハンバーグは、お子様ランチ同様しっかりした存在感

 

そして、時同じく提供となったのが、

こちら、私のオーダーしたカツカレーとなる訳です

 

これも見た目の感じでは、インドカレーというよりも

給食カレーを彷彿とさせる色味に、具材の雰囲気

敢えての違いを挙げれば

「豚カツがトッピング」という点だけですが

果たしてこのどこに、インドが潜んでいるものでしょうか??

 

いや、待て待て

そもそもインドカレーに「ポーク」は無いだろうし

なんだったら、豚カツトッピング自体が存在せず

 

でもお店の雰囲気は昭和の大衆食堂・・・

こちらの創業者さんが、創造で生み出した「インドカレー」ということでしょうか??

 

いずれにせよ、まずは一口頂き

そのカレーのベクトルを確認・・・

・・・なんだこれ

 

メッチャ美味い。

 

見た目の雰囲気は、確かに

昭和の大衆食堂に寄ったカレーにはなるものの

そこに加わるスパイスの風味は、紛れもなくホンモノ

 

欧風、というよりは大衆カレーに近い仕上がりですが

その中に含まれる、多彩なスパイス

辛味、深みは、家庭では到底再現出来ないプロの味

 

インドカレーかと問われれば、判断に困るものとはなりますが

家庭や給食で頂く、大衆的なカレー

あの極みに達する風味とコク、辛味との融合を果たしたカレーと言えましょう

 

トッピングの豚カツについては

見た目通り、薄めのカットになっておりますが

この薄さもまた、カレーと共に食べやすいサイズ感でして

 

お肉自体は、揚げ時間が長いからか硬めなものの

それによって生まれる、衣の強い食感が

カレーに対して、良いアクセントとして働きかけてくれます

 

豚カツのサイズも程良く、食べ応えも文句なし

カレーに染み入る肉の旨味と共に

豚カツもまた、カレーに深みを与える役割を担っていますね

 

そんなカレーを頂くのなら、個人的に欠かせないのが、

こちらの福神漬け

 

意味深な程に赤く染まったこの色味

そしてポリッと鳴り響く、あの食感

これを入れ放題で提供してくれるのもまた、大衆カレーならではの楽しみ方

 

程良い酸味や、アクセントになる食感を楽しみつつ

気付いた時には、あっという間にお皿が空になる抜群の美味しさ

 

いや、函館に来てこれ程のカレーに出会えるとは

さすがは、食べログ百名店に名を連ねる名店

その肩書きが示す、絶品カレーを堪能させて頂きました。

 

 

なお、後日二軒の「印度カレー小いけ」について、気になり調べたところ

今回私が訪問したお店の方は、その名の通り「元祖」のお店で

創業時のお店の方らが継いだ味、店舗になるんだとか

 

対する、すぐ目の前にあったもう1軒

「印度カレー小いけ本店」の方は、創業者さんのお孫さん??

だかが開いた、もう一つの小いけになるそうでして

 

まあぶっちゃけ、よく分からないといえばよく分からない・・・

のですが、今回頂いた「元祖小いけ」が、ズバ抜けて美味しかった

それだけは間違い無いのかな、といった次第です(笑)

 

元祖インドカレー 小いけ

■ がんそいんどかれー こいけ

■ 住所:北海道函館市宝来町22-4

■ 営業時間:11:00~15:30

■ 定休日:1/1~1/3

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