JR五反田駅近くに3月オープン、和食しんくろ 真鯛や甘鯛、生海苔ら春が詰まった3月のコースを堪能

本日は取材の依頼を頂き、五反田へ

 

この3月にオープンしたばかりの新店になるそうですが

毎月、月替わりのコースを提供する和食のお店とのこと

 

またコースでの提供からか

完全予約制になっていたりと、その運営スタイルからして拘りを感じるお店

 

楽しみにしながら向かったJR五反田駅

同駅を降り、歩いて5分ほどとなるのがこちらのお店

 

和食 しんくろになります

 

同ビル2Fがお店になるそうでして

1Fで見つけたのが、こちらのひっそり佇む看板

 

それでは予約時間の18時を迎えた所で

こちら「和食しんくろ 」を訪れてみようと思います。

JR五反田駅から徒歩5分 この3月にオープンした完全予約制のお店「和食しんくろ 」を訪問

という訳で、本日訪れたのは

五反田駅近くの新店、和食しんくろ 

 

店内はカウンター席を中心とし

奥には個室も構えている、ひっそりとしたお店

 

店主さんともう一名の男性スタッフさんが調理を担当

ドリンク等の配膳は、女性スタッフさんが担当し、3名にて運営されるお店となっております

 

 

前述した通り、完全予約制となる同店では

月替わりのコースが提供されるものとなりまして

こちらが、本日のお品書き

3月のコースでは、真鯛や甘鯛、生海苔など春の食材が満載

 

月替わりで、その都度旬の食材を使った料理が頂けるのも

和食ならではの楽しみであるのは間違いありません

 

そんなお料理と共に頂く、お酒は以下のメニューとなっており、

こちらも定番から始まってはいるものの

 

私の好きな麦焼酎、中々が提供されている他、

やはり和食とあって、充実しているのは日本酒

 

中でも、プレミア酒の取り揃えも充実しており

お値段は張るものの、3Mに十四代各品が揃う他

上記以外にも料理に合わせたお勧めを提供して頂けるとの事

 

 

そんな本日のコース、まず口火を切ったのは雲丹を添えた生湯葉から

出汁の甘みと共に、雲丹の風味が行き届く1品目

 

エグミを抑えた菜の花が季節を添えており

更にはワサビがアクセントとなりながら、上品な味わいを楽しませてくれます

湯葉と山葵、それらにコクある甘みを与える雲丹は

1品目として頂くには、充実しすぎた味わいに

 

続く2品目ですが、

これも今が旬、ハマグリを使ったお椀

 

使用されるのは昆布出汁とハマグリのみとの事ですが

驚くほどに旨味が強く、出汁はもちろん、ハマグリの旨味もたっぷり

 

また大ぶりな蛤を使用してはいるものの

細かにカットされており、食べやすさも考慮した面にはおもてなしの心をも感じさせてくれます

 

 

お次はお造りへと進みまして、

この日は本マグロ、そして淡路島産の真鯛が提供

 

マグロは赤身らしい旨味を感じつつも

半身からは脂の甘みも感じ、1枚で二度美味しい味わい深い品に

 

そんな絶品マグロをも凌駕したのが真鯛でして、この日は4日寝かせたものが提供

旨味を熟成させた真鯛からは、ネットリした食感

それを噛みしめるとジワジワ湧き上がる、熟成された旨味が堪らない品に

 

共に頂くお酒は、

最初はビールからスタートしたものの

途中からはお魚系の料理が増えて来たため

そちらに合わせた、お勧めのお酒を頂くことに

 

もちろん、料理との組み合わせは最高のひと言

調理や過程での気配りはもちろん、お酒を楽しむ過程でも、完璧な所作を見せてくれました。

春の食材をふんだんに使った和のフルコース 提供タイミングらの気配りにも感動のひと言

上記の通り、前半3品を終えた

五反田駅近くの新店、和食しんくろ

 

前半はお吸い物にお造りらと

アッサリ目の料理が続くものとなりましたが

 

ここからは揚げ物、焼き物と

しっかり目の味付けへと変化していくとのこと

 

そんな中、次に提供されるのは揚げものとなりまして

甘鯛の松笠揚げにタラの芽、里芋も共に提供

 

パリサクッと音を立てる甘鯛ですが、衣を越えた先からは驚くほどフンワリした食感が顔を覗かせます

外と中でこうも異なる食感を楽しませてくれる、これぞ和食の奥深さというべき1品に

 

また、副菜となるべきタラの芽、里芋ですが

これらも副菜にするには惜しいほど、どちらも絶品

 

そんな料理を頂く間に、

お酒のお供に良かったら・・・と、サービスされたのが

こちら、その様相からは分からないものの

正体はあん肝になりまして

 

まるで熟成されたような色味のあん肝ですが

一口運ぶと、もう言葉にはしがたい至福の瞬間が到来

 

旨味が濃厚とか、そんな表現では追いつかず

なんだ・・・これは?

 

と、首をかしげてしまうほど

甘みと濃い旨味がギュッと詰まった1品に

 

普段口にしてきたあん肝とは

全く別モノと呼べる程に、甘み・旨味の濃厚さが格別な1品に

 

 

そんなあん肝に驚かされるも、

続いて頂くのは、そろそろ名残となってきた生牡蠣

 

ポン酢のジュレを添えた品となりまして

牡蠣のミルキーな味わいを崩す事無く、食後にはサッパリした口当たりが印象

 

更に茶碗蒸しも提供となるのですが、

ここには生海苔がたっぷり使用されるものとなるのですが

店主さんが静岡の出身だそうで、地元の生海苔をふんだんに使用した品に

 

磯の香りを存分に味わったところで、

ここで提供となったのが、牛フィレステーキ

赤ワインをベースにしたソースを添え

クレソン、ポテトフライと共に提供となります

 

そんなステーキの焼き上がりと同時にカウンターの前には

こちらの土鍋ご飯も共に提供

 

使用されるお米は魚沼産コシヒカリの中でも

特に拘って選んだ農家さんが作る、雪しずくというお米だそうで

 

通常はもう少し後に提供される土鍋ご飯ですが

このフィレステーキとご飯を一緒に楽しんで貰えたら・・・

 

との気配りにて、少し早めにご飯をお出し頂くものとなり

私たちのワンパクな食欲を見抜き、事前に準備を進めてくれたとのこと

 

そんなご飯と共に頂くのが、黒毛和牛のフィレステーキですが

赤ワインをベースにしたソースが、これがまたご飯に合う味付けで

 

柔らかなステーキを噛みしめると、湧き上がる甘み

これを大人味のソースが包みあげることで、肉の旨味と相乗効果を発揮

 

共に頂くご飯の方も甘みたっぷりのお米となり、

ステーキとの調和でより強い甘みを楽しませてくれます

 

 

と、ステーキを早くもご飯と頂きましたが

実はこの後に提供される御膳語素は、本当の〆ご飯

二杯目のお米と共に頂くのは、サクラマスの塩焼き、ちりめん山椒、鯛味噌

上記おかずに3品のご飯のお供、更にはお味噌汁も付いた定食スタイルの〆ご飯となるのです

 

ご飯のお供となる、ちりめん山椒のピリッとした辛味でもご飯は進むし

甘みを楽しませてくれる鯛味噌もまた、ご飯のお供に最適な1品

 

にも関わらず、よりご飯を美味しく頂けるのがサクラマス

ホロッとほどける焼き加減で身が口の中へと広がり

程よい塩味がサクラマスの旨味をしっかりと引き立ててくれます


適度に乗った脂からは、上品な甘みも広がっていき

これまた、飲み込むのを勿体なく感じる程の美味しさに

 

脇を飾る香の物にお味噌汁もまた、

一切の妥協を感じない、完璧な布陣

 

 

ここに至るまで、十分なお料理を頂いておきながら

〆にはしっかり、御膳スタイルで提供され、ボリュームも相当なもの

 

そして最後の最後、〆のスイーツには

これまた大ぶりなあまおうが提供

 

先端とヘタの部分とで、甘みの違いが顕著に分かるほど

とにかく糖度高いイチゴまでを頂き、ようやくお料理は終焉に

 

 

旬の食材に拘ればこそ

1ヵ月毎にがらりとメニューが変わる、五反田の和食しんくろ

 

3月末の訪問となったことから

春の食材が満載となった本日のコース

 

旬の移り変わりが分かりやすい、鮮魚やお魚系はもちろん

添えられる副菜らにも、旬の野菜をふんだんに使用

 

言葉通り、春を存分に味わうものとなり

それで且つ、ボリュームも十分、大満足のコースとなりました

 

ちなみに、次の4月は炊き込みご飯が提供されるそうで

そちらに今度は、ホタルイカを使うとのこと

 

話を聞いていただけでも、来月また足を運びたくなる

料理はもちろん、ホスピタリティにも大満足の新店訪問となりました。

 

 

 和食しんくろ

■ わしょく しんくろ

■ URL:https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13281002/

(完全予約制)

■ 住所:東京都品川区西五反田2-26-4 IAビル 2F

■ 営業時間:18:00~23:30

■ 定休日:日曜日

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