近年、観光スポットとしても注目の町、谷根千
中でも、町ブラ系番組などで頻繁に目にするのが
JR日暮里駅からもほど近い、谷中の商店街
数ある散歩番組でも、幾度と目にしてきた、
階段の上より見下ろす、商店街の町並み
思わずカメラを向けずにはいられないこの地に降り立った理由
それは、同じく数ある散歩番組の中でも
幾度と紹介されてきたこちらのお店、
谷中商店街の入り口、すぐ近くにお店を構える
「レストラン ザクロ」を訪れるためだったのです
パッと見では雑貨屋にしか見えない、そのお店
ですが、大きく掲げられた看板にも記載ある通り
・イラン
・トルコ
・ウズベキスタン
といった中東料理を味わう事が出来るお店、というのが本来の顔
また、雑貨屋にも見える風貌通り
店内には手作りのランプや家具、更には
高級なことでも知られるペルシャ絨毯が数多く販売されていたりと
とにかく、中東のなんかが欲しくなれば
足を伸ばせば、概ね手に入る、そんな役目も担っているお店だったりもします
しかし、同店を一躍有名にしたのは
上記の料理でも無ければ、雑貨でも無し
まあ、その辺は追々触れていくとしまして
本日はこちら
「レストランザクロ」を訪れた、その記録を記してみようと思います。
JR日暮里駅から徒歩8分 谷中商店街の入り口に構えるイラン・トルコ・ウズベキスタンレストラン ザクロを初訪問
この日、お店に着いた時刻は18時
先の写真は少し前に谷中へ着いてしまったため、
商店街を散歩しつつ、ふらっと撮影したものとなりまして
実際にお店を訪れたのは、夜の部開始となる18時
事前に予約を入れつつの訪問となるのですが、早速案内された店内には、
これまた見事な装飾がズラリ
いや、装飾ではあるものの、実は売り物でもある
これら数多くのランプや雑貨類
とは言え、これらの商品が一様に並ぶ姿はそれだけでも圧巻
売り物でありながらも、これ程の数が並んでしまうと
それだけで、中東の世界観が作られてしまう程となっております
さて、そんなザクロで頂く料理についてですが、
こちらは原則、コース料理の提供となっており
各料理のメニューは存在せず、予約時に設定した料金に応じ
料理が提供されるものとなります
そんなコースのお値段は
・2,000円
・3,000円
と、2プランのみの設定
両コースの違いとなるのは、飲み放題の有無となっており
提供される料理については、どちらのコースでも同様の内容となります
ただし、何故か3000円のコースに関しては
事前予約で無ければNGとのことだったりと
ちょっと分からない部分がそこかしこに
続いてドリンクメニューですが、
こちらもまた、中東のお酒を中心に提供
あまり馴染み無いものの、トルコワインがあったり
レバノンビールにチュニジアビール
そして気になるのが「ラキ」なるお酒でして
グラス、ボトルと2種が提供されるのですが、コレは一体・・・
ひとまず1発目はビールから
こちら、トルコビールを頂きながら
コース料理のスタートを迎えるものとなります
料理の1品目に提供となったのは、
こちらのスープから
トマトをベースに各種スパイス
豆に人参と、いかにも・・・な風合いとなっております
共に付け合わせ？として提供となったのが、
こちらのピクルス類
オリーブにキュウリ・・・というべきか
そして、ハラペーニョも提供となるのですが
それと共に出てきたのが、
こちらのパン
固めのパンとなっており、回りにはゴマがたっぷり
食べきれない量の料理が出てくる、
と事前に告知を受けてはいたものの、果たしてこの後なにが待ち構えているのか？？？
バランスこそ不可思議ながら、この量で2000円！？ 驚きのおもてなし、そして待ち構えていたのは噂の・・・
スープにピクルス、そしてパンと
コース料理と言えば確かに・・・
ながらも、お酒との取り合わせを考えると
イマイチ合わせづらい品からの開幕となった、レストランザクロ
続く料理となるのが、
こちらのサラダ
これもヨーグルトをベースにしたドレッシングとなっており
単体で頂く分には相応ながら、お酒と共に・・・
となると、その相性はなんとも言いがたい所でして
続くお料理が、これまた驚き・・・
というか、何故にその取り合わせ？？とツッコまずにはいられない
まさかの、またもやパン（笑）
先ほどのパンはハードめな品であったのに対し
こちらは、クロワッサン・・・というか
パイ仕立てとでも言った方が正しいのか、まあそんなパンとなります
先ほどのハードめなパンに比べると
サクッとした食感が心地よく、お酒にも合いそうなものの
そうこうする間に、またもやパン（笑）
いや、正確にはナンですね
焼きたて、ということで各テーブルを回り
提供となったこちらは、たっぷりチーズを含んだナン
ちょっと個性的なチーズとなっており
香り強めではあるものの、カレーと共に頂くなら
間違い無く美味しく味わえそうなナンとなっております
そんな希望に応えようとしてくれたのか、
続いての提供となったのは、こちらのカレー
ザクロのオリジナルと言うことで、その商品名も
「ザクロカレー」になるんだとか
ようやくお酒のお供になりそうな1品を迎え
先ほどのチーズナンと共に頂こう・・・
と思いきや、ここでまさかのご飯も登場
もう、バランス感覚がどうなってることやら
とにかく、炭水化物の比率が尋常じゃ無いコース料理
それを追う形で提供となったのが、
こちら、モモでしょうか
特に説明が無いので、判別は難しいものの
ネパール料理で提供される餃子の様な品、モモに良く似た風合い
これまた皮の部分は炭水化物となるものの
ちょっとスパイシーなソースを備えており
中身は肉汁ジューシーな1品
ようやく、お酒のお供になりそうなおつまみを迎えはしたものの
ここまでに提供されるパン、ナン、パンと
小麦ラッシュによって、お腹はだいぶ満たされる結果に
このタイミングでようやく、
こちら、ナスの炒め物の？や
串にたっぷりと刺さった、
シシカバブなどが提供となりましたが
さすがにもう、胃腸の方がギブアップ
おつまみ各種を迎えるよりも先に
押し寄せる炭水化物の波に揉まれ、満腹を迎えるとはなんたる不覚・・・
事前にコースの流れが分かっていれば
ペース配分も出来ただけに、なんとも後悔残る一食となりました
さて、ここまで料理一覧となる中
ここ、ザクロを人気店としているのは
上記の料理でも無ければ、お酒でもあらず
日本一ウザい、とメディアで紹介される
同店オーナーの存在こそが、ザクロ一番の名物なんだとか
これまでにも幾度とメディアで目にしてきたのですが、
・お客に告白する
・男性客にはネガティブな発言連発
・らくだ（一応人形）に乗せて記念撮影
・ベリーダンスを踊らせる
・突然、寝だす
などなど、奇行？と呼ばれても仕方ない
そんなムチャクチャな接客術で話題となっている同店
ですが、私たちが入店してから2時間が経つものの
いっこうにオーナーの姿は見えず・・・
この日は休みだったのかな？
と、寂しく思いかけたその時
「間に合ったーーー！！」
と、謎の叫び声をあげながら
恰幅の良いイラン人？男性がお店に到着
そう、噂のオーナーさん
お店に到着するや第一声には
「この後、お台場にデート行こう」と女性のお客さんをナンパ
返す刀で、同テーブルにいる男性客をイジるわ
この日が誕生日だったお客さんをとっ捕まえ
これまた別のお客さんと共に結婚式を挙げさせるなど、やりたい放題
その間にも、他のテーブルのお客さんをしっかりイジり倒し
お店に到着から僅か3分で、店内の空気を完全掌握
これが、日本一ウザい接客と噂される、その実力を遺憾なく発揮するものとなりました
※ メディアで報じられる通り「ウザい」と表現させて貰いましたが
実際の所、まあウザい部分はあるものの
それも引っくるめて爆笑できる、そんな範疇のイジり倒しとなります
という訳で、初訪問となった谷中のレストランザクロ
料理については、事前の知識が無かったことより
その大半を満喫するには至らず、ちょっと無念さ残る結果となりました
が、その量に対する値段の安さは噂通り
これでどこに利益が出るのか？と不思議になる程
とにかく、至れり尽くせりな品々の提供
そしてなにより、最後1時間に訪れた
オーナーさんのオンステージ
もはや「芸」とも言うべき、空気を読まずに繰り広げられる
ワンマンショーは、あれだけでもお金を払う価値ある一幕でして
自分がイジられること無く、周りが被害を被っている間は
素晴らしい大衆芸能として楽しめるものとなります
が、一瞬でも隙を見せれば
今度はその矛先が自分に返ってくる危険もはらんでおりますので
覚悟の上で、足を運ぶことをお勧めします（笑）
レストラン ザクロ
■ レストラン ザクロ
■ 住所：東京都荒川区西日暮里3-13-2 谷中スタジオ １Ｆ
■ 営業時間：11:00～15:00 / 15:00～21:00
■ 定休日：水曜日
